エリアガイド
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![]() Photograph by S.ANZAÏ |
十日町ステージ「越後妻有交流館・キナーレ」は、市の名称のもととなった節季市をイメージし、圏域全体の人、モノ、情報が交差する場として計画されました。豪雪地では珍しい半屋外大空間となる回廊部は、特色あるさまざまなジャンルを集める「楽市楽座」として利用されています。大都市のコンベンションセンターとは違った独自の世界を構築し、そのプラットフォームとして地域が生きていくことを意図しています。 街中にあるという敷地環境から、施設自体が空間的魅力を持ち、そして自らが集客力を生み出すという建築的特性を持つことを目指した建築は、「池」というひとつの自然を包括させるという考えのもと設計されました。コンクリート打放し仕上げとガラスを多く使うことで生まれた「静かなたたずまい」は、外界から切り離された別世界をつくりあげました。 天井が高くゆったりとした多目的ホール、地域の特産物などが販売される楽市楽座が毎週末開催される回廊部、「きもの歴史館」、「和装工芸館」など十日町ならではの施設が並ぶ回廊棟2階、最大収容人数360人という大型入浴施設の「明石の湯」で構成されています。 |
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「私の一生のうちで、こんな『夢のような世界』があるなんて思いもしなかった」。レストランを担った女衆(おんなしゅう)の言葉だ。「お母さんって、こんなに笑う人だったんだね」。女衆の息子の言葉だ。この二つの言葉は、「大地の芸術祭」における、「うぶすなの家」がなんであったのかを如実に語っている。 「うぶすなの家」は、「空家プロジェクト」の一環だった。そして1924年築の、新潟中越大震災によって傾いた越後中門造りの民家の再生で先陣を切ってきた安藤邦廣さんにたのんだのだった。「うぶすなの家」は、日本を代表する8人の陶芸家の展示空間としてつくられた。しかしそれだけでなく、かまど、囲炉裏、洗面台、風呂もやきものでつくった。そのかまどと土間、囲炉裏と板の間は、棚田のコシヒカリ、山菜、旬の野菜をつかったレストランとなった。 再生された民家やきものと花の展示。地元の食材を使ったレストラン、それが相まって、「土地の精霊」の記憶が解き放たれた。そしてそのことが、凄まじいほどの人々を呼び寄せた。この小さな再生民家の展示空間が、巨大な「キョロロ」や「農舞台」と来場者数を争ったのである。「うすぶなの家」は、何を体現していたのか。現在における「共同」「協働」の姿をである。それはかつて、昭和40年代頃まであった「結い」や「講」という、村落共同体における相互扶助のシステムの高度なかたちの再来でもあった。 安藤さんのいうように、民家は、地域の記憶の集積であり、協働の場であった。「うすぶなの家」を担った人々、来場された人々を含め、そのにぎわいと協働の姿は、地域・地方と都市・都会の格差を相対化するだけでなく、これからのこの列島=日本の再生の道筋をも示しているのである。 198 うぶすなの家/入澤美時・安藤邦廣 013 こもる壺・はじける壺うぶすなの家/澤清嗣 014 自然と生成-素材への畏怖/原憲司 015 夫土と色彩の旋律-空間の装い/中村卓 016 たゆたい、うつろいゆく形の美しさ/吉川水城 017 曙光 - 妻有焼の誕生/吉田明 018 玄界灘の交感-唐津/川上清美 019 白い風-光の茶室/黒田泰蔵 020 緑色の太陽-闇の茶室/鈴木五郎 |

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![]() Photograph by kamome ![]() Photograph by S.ANZAÏ |
「光の館」は光のアーティスト、ジェームズ・タレルの作品です。 この実験的な作品は、彼の作品世界を滞在生活の中で体験いただける、世界にも例を見ないものであり、瞑想のためのゲストハウスとして構想されました。12.5畳の和室"Outside in"は可動式の屋根を持ち、開け放つと空が居間に現れます。日没の時間帯には、光量を変化させるプログラムとの相乗効果で、空の色をより印象的にします。越後妻有の豊かな自然の中、様々な光と向き合う時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。 63 ジェームズ・タレル/光の館 ●見学 ●宿泊 予約状況をこちらからご確認いただけます。 ●受付案内窓口 |
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![]() Photograph by S.ANZAÏ |
まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」は、ほくほく線まつだい駅南側に広がる約60haの里山(城山)にアートが散りばめられたフィールドミュージアムの中心となる施設です。地元の食材を活かしたレストラン、地域の物産やアーティストグッズを取り扱うショップを通じて、地域の雪国農耕文化を堪能できるだけでなく、1階のピロティー(コメ・コネクション)部分や2階の「農舞台ギャラリー」を使って行われる展覧会や音楽・舞踏・芝居などさまざまな催しを通して、地域の伝統芸能から都市部の前衛的な取組みまで多様な文化活動をみることができます。また、全面に黒板の塗料が塗られた教室(河口龍夫作品)にある机の天板を開けると、タッチパネル式のコンピューターが現れ、松代の情報がデジタルアーカイブとして蓄積されています。このように各部屋で見られるアーティストと建築のコラボレーションも見所です。 さらに「農舞台」は、この地域で営まれてきた農を核とした暮らしが持つポテンシャルを、外部世界を切り結ぶことで新しい価値に変換しようと新たな活動を始めています。すでに行われている田圃オーナー募集や農学の研究者や農業の現場の人を招いて開催するシンポジウム「農楽塾」といった学習プログラムに加え、東京との産品の相互販売事業の展開など、まさに「都市と地域の交換」がはじまろうとしています。 まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」 |
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![]() Photograph by takay |
棚田 越後妻有の西側、渋海川流域は、広い平坦地がほとんどない波打った地形をもち、地質的には地すべりが非常に起りやすい地域。このような地形的、地質的特徴の中から生まれたのが、山ひだの細かい支流沿いに奥深くまで連なる棚田の風景です。美しい棚田の風景の裏に、狭い平地を求めて山たかくまで田を切り開いていった稲作にかける執念、豪雪と地すべりという厳しい自然条件とうまく折り合いをつけた先人たちの知恵と労苦をみることができます。 |
![]() Photograph by sato akihiko |
キョロロ食文化体験工房 森の学校キョロロ内にあるレストラン。落ち着いた店内の壁面には、松之山の植物のレリーフ(笠原由紀子+宮森はるな作品)があります。地元のお母さんたちの味が楽しめます。 ● 営業日時:毎週土日祝日、GW、8月1日031日 11:00-15:00 |
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ポチョムキン フィンランドのカサグランデ&リンターラ建築事務所によって、2003年に作られた作品です。自然を取り込んでいる「ポチョムキン」は、現代人と自然の関係について考えるポスト産業時代のアクロポリスとして、川のせせらぎに抱かれて佇んでいます。昨年は、近くで夏に練習を重ねている鬼太鼓座による公演も実施され、イベント会場として集落の方々が集う場になりつつあります。 134 カサグランデ&リンターラ建築事務所 / 「ポチョムキン 」 |
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北東アジア文化村 アジアのアートの発信地として、2009年からスタートする「北東アジア芸術村構想」。蔡國強(ツァイ・グォチャン)の「ドラゴン現代美術館」のある上野集落を中心に、北東アジアのアーティストが滞在しながら住民と作品を制作し、集落の活性化とともに北東アジアの国々とのつながりを長期的に築いていく。今回は、韓国のヘテ財団などからの助成を受け、香港大学・中国美術学院・台湾のDADAアートなど、学生たちも制作に参加。上野集落の公民館は、制作スタジオ兼宿泊施設を備えたレジデンス施設にリノベーションを進めてゆく。 |



























