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大地の芸術祭

越後妻有アートトリエンナーレ2015 7月26日(日)- 9月13日(日)


大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015は終了致しました。
たくさんのご来場ありがとうございました。

開催概要

会期
7月 26日(日)~ 9月13日(日) :50日間
開催地
越後妻有地域 (新潟県十日町市、津南町) 760㎢
主催
大地の芸術祭実行委員会
共催
NPO法人 越後妻有里山協働機構
実行委員長
関口芳史(十日町市長)
副実行委員長
上村憲司(津南町長)
名誉実行委員長
泉田裕彦(新潟県知事)
       
総合プロデューサー
福武總一郎(公益財団法人福武財団理事長)
総合ディレクター
北川フラム(アートディレクター)
クリエイティブ・
ディレクター
佐藤卓(グラフィックデザイナー)
ネットワーク・アドバイザー
高島宏平(オイシックス株式会社代表取締役社長)
オフィシャルサポーター
荒井優(東日本復興支援財団専務理事/ソフトバンク社長室勤務)
安藤美冬(株式会社スプリー代表/コラムニスト)
乙武洋匡(作家/東京都教育委員)
佐藤大吾(一般財団法人ジャパンギビング代表理事)
為末大(元アスリート)
津田大介(ジャーナリスト)
吉田浩一郎(株式会社クラウドワークス代表取締役社長兼CEO)
吉松徹郎(株式会社アイスタイル代表取締役社長兼CEO)
プロジェクト・ディレクター
ドラゴン現代美術館 | 蔡國強(アーティスト)
中心市街地アートPJ | 山口祥平(美術史研究者)
下条エリア | 坂井基樹(編集者)
まつだい「農舞台」ギャラリー | 福住廉(美術評論家)
まつだい郷土資料館 | 森繁哉(舞踏家)
かまぼこアートセンター|小沢剛(アーティスト)

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コンセプト

美術を通して浮かび上がらせてきたこと

これまでの大地の芸術祭でつくられてきた作品群は、「人間は自然に内包される」を基本コンセプトにこの地域で人間が生き、生活するために親しみ、時には格闘してきた自然、それを関わるための術を、作品を通して浮かび上がらせてきました。これまでの芸術祭でつくられてきた総数は約1000作品。それらに加え、近年芸術祭開催年以外にも、地域の歳時記に合わせたプロジェクトが展開され、越後妻有の自然、時間、歴史の積層を明らかにしてきました。

空家・廃校プロジェクト

現代社会の一極集中がもたらす地域の現状が過疎高齢化です。空家・廃校がそのリアルな姿で、アーティストたちはギャラリーや宿泊施設、レストランとして再生し、地域の雇用、人々が集う場が生まれました。これが、あるものを活かし価値をつくる、マイナスをプラスに変える美術の働きでした。

クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン「最後の教室」

クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン「最後の教室」(2006)
旧東川小学校をボルタンスキーのミュージアムとして再生。人間の不在を表現した美術館。

マリーナ・アブラモヴィッチ「夢の家」

マリーナ・アブラモヴィッチ「夢の家」(2000)
「夢を見る」ためにつくられた古民家の宿泊施設。昔の里山の生活に浸りながら赤、青、緑、紫の部屋で作家デザインのパジャマで眠り、翌朝見た夢を書き残す。

  • 空家プロジェクト
  • 廃校プロジェクト
  • 拠点施設
砂防ダム・雪崩防止・トンネル
スノーシェッド・送電線・水力発電ダム

農地を切り開く土木事業だけではなく、豪雪・地震・水害など厳しい自然の中から生活を守るために、そして、都市機能を支えるために、さまざまな土木構築物が作られてきました。

レアンドロ・エルリッヒ「トンネル」

レアンドロ・エルリッヒ「トンネル」(2012)
中山間地であるが故に、トンネルが非常に多い越後妻有の特徴を、そのまま作品のモチーフとした。

オル・オギュイベ「いちばん長い川」

オル・オギュイベ「いちばん長い川」(2000)
東京へ送電するための水力発電ダムに隣接する公園に、18本の電柱をモニュメンタルに設置。それぞれの電柱には「川の記憶」をテーマにした高校生の詩が刻まれている。(大岡信撰)

  • トンネル・スノーシェッド
  • 線路トンネル
  • 砂防堰堤
里山・棚田・瀬替え・マブ

中山間地の越後妻有では、山を拓き(棚田)、川の流れを変え(瀬替え)、手掘りのトンネルで水をひき(マブ)、耕作するための土地を少しでも広げようとしてきました。それらの営みが、人間と自然がともにある「里山」を作ってきました。アーティストたちは、こうした営みに敬意を払い作品化してきました。

イリヤ&エミリア・カバコフ「棚田」

イリヤ&エミリア・カバコフ「棚田」(2000)
四季の耕作作業を模した彫刻を棚田に設置し、それに呼応するテキストを別の場所からみる立体絵本のような作品。

中里和人 「太古の光〈表層Tunnel〉」(2012)

中里和人 「太古の光〈表層Tunnel〉」(2012)
手掘りのトンネル「まぶ」の写真を、土をテーマとした「もぐらの館」に展示。

  • 農地
  • 宅地
縄文文化

今から約5300年前に信濃川中流域で成立し、同地域において約500年間にわたり継続、発展したと推定される 「火焔型土器」。立体的な装飾に富み、優れた原始造形美を有する土器です。分布の中心が列島有数の豪雪地帯であるこの地域にあることは、当時の社会領域を知る上でとても示唆的です。また、越後アンギンは、植物繊維を細い縄や紐にし、スダレや俵を編むのと同じ技法で作った編み布のことですが、この布の起源は、縄文時代前期(約7,000~5,500年前)にまでさかのぼり、室町時代の絵図などにもそれらしき表現がみられるなど、極めて長い歴史があります。

越後妻有里山現代美術館 キナーレ

原広司+ATELIERΦ「越後妻有里山現代美術館 [キナーレ]」(2012)
縄文土器と現代美術が同時に展示されるミュージアム。

眞田岳彦「十日町文様展―からむし唐草」(2012)

眞田岳彦「十日町文様展―からむし唐草」(2012)
アンギンは今に至る地域の原型をなしてきた織物。土地の記憶と歴史の痕跡からこの地域の文様をよみとる。

信濃川・河岸段丘・豪雪・落葉広葉樹

地形、気象が土地の文化を作ります。日本で一番長い信濃川、その川によって作られた河岸段丘、積雪3-5mに及ぶ豪雪、それらにの気象状況によって育まれる多種多様な落葉広葉樹。アーティストたちは、これらの越後妻有の自然の特徴を見事にとらえ、それらを際立たせるような作品を展開してきました。

磯辺行久「川はどこへいった」

磯辺行久「川はどこへいった」(2000)
昔の信濃川の川筋が全長3.5kmにわたって、約600本の黄色い旗により再現された。かつて蛇行していた川は、ダム開発やコンクリート護岸によって姿を変え、水量や生態系に大きな影響を被って現在に至っている。

高橋匡太「Gift for Frozen village」

高橋匡太「Gift for Frozen village」(2011)
里山の暗闇と雪原を光によってイメージを一新。来場者と共に植える1万個の光の種(LEDライト)による“光の花畑”が、広大な雪原に広がる光の渦に包み込まれる一夜限りのインスタレーション。

  • 段丘面1
  • 段丘面2
  • 段丘面3
  • 段丘面4
  • 段丘面5
  • 段丘面6
  • 段丘面7
  • 段丘面8
  • 段丘面9
  • 段丘面10

越後妻有アートトリエンナーレ2015のテーマ

人間が自然・文明と関わる術こそが「美術」

第6回展では、人間が自然・文明と関わる術こそが「美術」であり、人間が自然の中で生きていくために培ってきたさまざまな創意工夫、技術、それを理解する仕組みとしての作品に焦点を当てます。これまでの概念を超えた、21世紀の新しい「美術」が生まれます。

  • 磯辺行久「土石流のモニュメント」(写真イメージ):2011年3月12 日に起こった長野県北部地震による土砂崩れ跡と、その後つくられた砂防ダム(銅製セル式えん堤)を表現する。

  • 雪崩から道路を守るスノーシェッド。指輪ホテルが、かつて使われていたスノーシェッドを舞台に物語を繰り広げる。

都市と地域の交換

さらに美術は人と人、人と場をつなげる媒介として働き出しました。これまで培ってきたサポーター、応援団、企業のネットワークを活かし、地域と都市が交流し、お互いが得意なことを補い合う「交換」の場をつくります。

  • 奴奈川キャンパス(写真イメージ)

    これまで行ってきた「越後妻有の林間学校」を発展させた、新しい学校。(チューター:鞍掛純一/美術、坂口淳/体育、荒井優、山ノ家/家庭科、伊藤千枝/ダンス)

  • 清津倉庫美術館

    都市で保管困難な巨大な作品も展示や保管ができる、大型倉庫兼美術館に。

  • 上郷クローブ座

    演劇を中心としたレジデンス施設(滞在稽古の場所)と、劇場(作品発表の場所)に。

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新作出品作家

≫アーティスト一覧はこちら

   

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見どころ

エリア別展開

過去5回の芸術祭と約20年にわたる活動によって蓄積されてきた約200点のアート作品、地域住民のおもてなし、他地域とのネットワークを活かし、第6回展はより地域に根差し、地域の資源や課題に寄り添う新作約180点で芸術祭を展開します。広大な里山をエリアにわけ、それぞれ異なった地形や風景、住民との交流や食を楽しむアートの旅をご用意します。
アートを道しるべに、五感を開放する里山の旅へ。

峰方・山平エリア

国内外の人気アーティストの作品が、空家・廃校で新旧展開されます。

  • 大巻伸嗣<参考作品>大巻伸嗣<参考作品>
  • 川俣正「つまりジオラマアーカイブ」<2015イメージドローイング>川俣正「つまりジオラマアーカイブ」<2015イメージドローイング>
  • 日比野克彦「明後日新聞社文化事業部」日比野克彦「明後日新聞社文化事業部」
  • アネット・メサジェ<参考作品>アネット・メサジェ<参考作品>
【エリアおすすめ】
  • リチャード・ディーコン「マウンテン」山深い小さな集落をいくつも越えて出会う作品たち。(リチャード・ディーコン 「マウンテン」)
下条・飛渡エリア

やきものの名士によって再生された地産地消の古民家レストラン「うぶすなの家」、旧東下組小学校の「もぐらの館」を中心に、土をテーマとした作品が展開されます。

  • 大平和正<参考作品>大平和正<参考作品>
  • 日置拓人+本田匠<参考作品>日置拓人+本田匠<参考作品>
  • 佐藤香<参考作品>佐藤香<参考作品>
  • 枯木又プロジェクト(内田晴之「大地の記憶」photoby Takashi Hatakeyama枯木又プロジェクト(内田晴之「大地の記憶」photoby Takashi Hatakeyama
【エリアおすすめ】
  • うぶすなの家「うぶすなの家」の"おんなしょ"のおもてなし
上郷エリア

東アジア芸術村では蔡國強が館長をつとめるドラゴン現代美術館のほか、アジアのアーティストによるプロジェクトを展開。旧上郷中学校はパフォーマーのレジデンススペース兼劇場として生まれ変わります。(設計:豊田恒行)

  • リ・シャオドンリ・シャオドン<参考作品>
  • リン・シュンロン+ツァイスー劇団「国境を越えて・海」リン・シュンロン+ツァイスー劇団「国境を越えて・海」<参考作品>
  • サンプル「テスト・サンプル03『遠足の練習』(2013)」サンプル「テスト・サンプル03『遠足の練習』(2013)」<参考作品>
  • ニブロール「see / saw」(2012)ニブロール「see / saw」(2012) <参考作品>
  • 指輪ホテル「あんなに愛しあったのに」指輪ホテル「あんなに愛しあったのに」(2013)<参考作品>photo by Takashi Nishiyama
【エリアおすすめ】
  • 大地がつくった自然の造形、日本一の大河・信濃川と河岸段丘大地がつくった自然の造形、日本一の大河・信濃川と河岸段丘
清津エリア

旧清津峡小学校が、越後妻有里山現代美術館[キナーレ]別館としてリニューアルオープン。物質にせまる作品が登場します。(設計:山本想太郎)

  • 遠藤利克「空洞説2009―木の舟」<参考作品>遠藤利克「空洞説2009―木の舟」<参考作品>
  • 青木野枝「ふりそそぐもの/娯楽室」<参考作品>大原美術館 有隣荘)2013年 撮影:山本糾 courtesy:ハシモトアートオフィス青木野枝「ふりそそぐもの/娯楽室」<参考作品>大原美術館 有隣荘)2013年 撮影:山本糾 courtesy:ハシモトアートオフィス
  • リチャード・ウィルソン「日本に向けて北を定めよ(74°33’2”)」リチャード・ウィルソン「日本に向けて北を定めよ(74°33’2”)」
  • カサグランデ&リンターラ建築事務所「ポチョムキン」カサグランデ&リンターラ建築事務所「ポチョムキン」
【エリアおすすめ】
  • 内海昭子_「たくさんの失われた窓のために」 photo T.Kuratani信濃川の交流、清津川と釜川のほとりでアートなピクニック。(内海昭子 「たくさんの失われた窓のために」 )

PICK UP プロジェクト

  • 越後妻有里山現代美術館キナーレ/蔡國強
    越後妻有里山現代美術館[キナーレ] 特別企画展 / 蔡國強

    蔡國強<参考作品> Cai Guo-Qiang, Installation view of The Ninth Wave in the Great Hall of the Power Station of Art, Shanghai, 2014. Photo by Wen-You, courtesy Cai Studio

  • まつだい「農舞台」/限界芸術百選プロジェクト
    まつだい「農舞台」 特別企画展 / 限界芸術百選プロジェクト

    限界芸術百選プロジェクト<参考作品>

  • 鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館/田島征三
    鉢&田島征三
    絵本と木の実の美術館 特別企画展 / 田島征三

    田島征三<2015イメージドローイング>

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イベント・パフォーマンス

必見のパフォーマンスと、ここにしかない体験

アジアを中心とする注目パフォーマーたちが妻有に集結。各拠点施設での上演やそれぞれの集落を巡回するなど、さまざまな場所で展開します。

  • サンプル/松井周「ヘンゼルとグレーテル~もう森へなんかいかない~」
    Photo by Hiroshi Hatori
  • ニブロール「リアルリアリティ」
    Photo by Hideto Maezawa
  • 指輪ホテル「あんなに愛しあったのに~津南町大倉雪覆工篇」
  • 珍しいキノコ舞踊団「ホントの時間」<参考作品>Photo by Yohta Kataoka

イベント一覧

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ツアー

大地の芸術祭を巡る

  • ダイジェストツアー

    初めて大地の芸術祭を訪れる人に向けて、1日で芸術祭のエッセンスを味わえる、コンパクトなコース。

    初めての方におすすめ
  • スタンダードツアー・南回りコース

    初めて大地の芸術祭を訪れる人はもちろんのこと、リピーターも満足度が高い、新作を含む主要作品を回るツアー。

    新作をめぐる(南回り)
  • スタンダードツアー・北回りコース

    初めて大地の芸術祭を訪れる人はもちろんのこと、リピーターも満足度が高い、新作を含む主要作品を回るツアー。

    新作をめぐる(北回り)

ツアー一覧

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チケット

会期中、各施設のアート作品や屋外作品を全て鑑賞できるお得なパスポート

当日 前売
一般 ¥3,500 ¥3,000
高・専・大学生 ¥3,000 ¥2,500

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アクセス

電車でお越しの場合

新潟駅から約80分/東京駅から2時間/大阪駅から約4時間50分

車でお越しの場合

新潟から約90分/東京から3時間/大阪から約6時間

アクセス詳細

Photo: ANZAï, T. Kobayashi, H.Kuratani, Osamu Nakamura, (in alphabetical order)

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