哀しみながら生きているすべての人につながり、忘れないために。

北川フラム投稿日:2011年10月22日

昨年の春から、関口十日町市長の方針により、大地の芸術祭が十日町市の政策の基幹となり、私たちも第5回を迎える芸術祭を初心に還って検討し直しました。「人間は自然に内包される」「地域の資源こそ大切だ」「爺さま、婆さまの笑顔を見たい」「芸術祭のネットワークを活かして地域計画をつくろう」「こへびが楽しくなければ人と人をつなげない」などなど。

その折の豪雪、大震災、豪雨でした。そしてこの列島に生きるすべての人びとが見た東日本大震災、津波、原発事故。私たちは地域の復旧のための大地の手伝い、施設の復旧と芸術祭の準備に精を出し、東北とつながろうと、お手伝い林間学校とささやかにやれることをやってきました。

いよいよ来年は芸術祭です。東北、あるいはすべての地域で哀しみ、生きている人につながり、忘れないために、爽やかな地域に花開く祝祭を用意します。今までの関わりを活かしたプロジェクトは充実し、多くの組織、グループが斬新な企画で参加します。飯山線の駅も楽しくなり、十日町市に現代芸術のプラットフォームができる、などなど。

地域を掘り下げ、自然にオソレをもって親しみます。来年の大地の芸術祭、みんなで楽しみましょう。



大地の芸術祭 総合ディレクター 北川フラム

2011年10月23日発行 こへび新聞第4号より抜粋