大地の芸術祭2012 制作日記-集落説明会開催中!

妻有日記投稿日:2012年03月27日

 NPOスタッフの山田です。
 今日は3月26日。お彼岸は過ぎたけれど、雪がたっぷり降っています。彼岸まではまぁ、雪は降る、と地元のみなさんは話しますが、4月ももう間近でこの降りっぷりは…

 そんな中、夏に開催される大地の芸術祭まで120日余りとなり、越後妻有ではスピードアップして準備を進めています。
 作品制作のスタートとなる集落説明会も多く開いてきました。ここ最近行われた集落説明会をいくつかご紹介します!

●初参加の十日町・関浅地区と酒百宏一さん
 今回、大地の芸術祭に初めて「参加したい!」と手挙げをしてくださった集落がいくつかありますが、そのうちのひとつが十日町の関浅地区。こちらは、関越自動車道で六日町ICから十日町市内に入る八箇峠の途中にある集落。この八箇峠は、交通の要所でありながら、実はこれまで芸術祭作品がなかったところです。 手上げした理由は、「地域が昔に比べるとどんどんと元気がなくなってきている…他の地域が大地の芸術祭で元気になっているところを見ていると、自分たちも参加してみたくなった」とのこと。でも、初めての関わりでどうしていったらよいのか…と不安もあるようでした。 ここ関浅地区には、これまで大地の芸術祭でも≪LIFE works + みどりの部屋プロジェクト≫を展開してきた、酒百さんが入ることに。「みどりの部屋プロジェクト」は専用の色鉛筆で葉っぱをこすり写して、それを部屋中に貼っていき、この豪雪の土地のなかにみどりの部屋をつくりだす、というものです。

 先週、酒百さんも交えて、初・作品説明会を行いました。

緊張の初対面。

 今回は、説明だけではなく、「みどりの部屋プロジェクト」の葉っぱをつくるキットも準備して、実際に体験してもらいました。…みなさん、真剣です。それぞれ個性が出るのですね。それぞれ「楽しい」と何枚も葉っぱをつくりました。

意外とお父さんたちもはまる。

 これから、子どもたちやおじいちゃんおばあちゃんも参加できるように、集落センターで毎週制作時間をもうけることにしました。そして「関浅地区の作品としてみんなで『みどりの部屋』をつくろう!」と意気込んでいます。目指せ2万枚の葉っぱ集め! この意気込みなら、集まりそうです!
「みどりの部屋プロジェクト」HP



●今年もよろしく! 川西・高倉集落と力五山のみなさん
 こちらは、「今年もよろしく!」の集落と作家さんです。2009年の大地の芸術祭で川西の高倉集落という、仙田地区の中でも最も奥にある集落で、住民の若かりし日の写真を大きく絵画として展示したり、住民の人数分の赤いバルーンを空高く揚げたり…高倉集落全体を明るく彩った3人組の作家力五山(りきごさん)。会期後のゴールデンウィークに、みんなでバーベキュー大会を行ったり、大地の祭りで再びバルーンを掲げるなど、大地の芸術祭が終わっても交流は続いていました。この夏の大地の芸術祭でも展開をすることになり、改めて作品説明会を開催しました。半年以上ぶりの訪問ですが、冬の高倉集落は3人とも初めて。集落への道すがら、7月の水害で抜けてしまった道を見て、大丈夫だろうかと心配に…しかし、お世話になった皆さんに会えばすぐに笑顔。

犬のナナもお出迎え。

 2012年の力五山は「祭」がテーマ。ささやかな祭の空間を、会期中つくりだします。集落のかつての拠りどころであった神社に誕生するおみくじや家々にはお祭りの飾り…高倉集落はもう9軒しかなく、「手伝えることがないんだ」と住民の皆さんは口々に話すのですが、そんな小さな集落の小さなお祭りを体感してもらいたいと、力五山はこの夏も汗を流し、いよいよ準備に取り掛かります。

おもしろい飾りだねぇ、と話すお母さん。

 ひとつひとつ個性ある集落。アートを道しるべに越後妻有をめぐれば、アートと集落の暮らしに出会える!雪がとけたら、一斉に作品制作もスタートします。早く雪がとけないかな…今日はうぶすなの家の手前の集落へ行ってきたところ、まだ雪は2mくらい残っていて、残念ながらまだまだ雪融けには時間がかかりそう。ですが! 雪をもとかす熱意で、準備を進めていきます。