大地の芸術祭 制作日記〜中里・東田沢集落の桜にまつわる物語

妻有日記投稿日:2012年05月01日

NPOスタッフの山田です。大地の芸術祭2012開催まであと90日といよいよ迫ってきました。これからは、雪が一気にとけて、作品制作もぐんぐん進行しています。


4月29日。越後妻有は桜が満開です。中里地区・東田沢集落で作品を展開する金沢美術工芸大学 高橋+坂本研究室のみなさんが、夜に集落の役員会で作品説明をするためそして、ちょうど桜が満開なので、これは見逃せない!と来られました。


2009年の作品『蔓蔓』のすぐ隣には3本の桜が咲きほこっています。あまりの見事さに、家主のおじいちゃんとともに、見入る高橋さんと坂本さん。けっこう長い時間眺めていました。




また、おじいちゃんに作品について説明。




今回の作品は、桜吹雪が舞い散っているようなイメージの大屋根をかけるというもの。

実は、東田沢集落と桜は、深い深いつながりがあります。約60年前に中里地区の市街地などから開拓で上がってきてできた東田沢集落。長い歴史をもつ集落が多い中、いろんな地域から集まってできた数少ない集落で、雰囲気も異なります。集落の中にある桜の中でも立派な幹をもつ桜は、開拓時、すべての家々に数本ずつ配布され植えた木だとのこと。『蔓蔓』作品の脇の桜もそのうちのひとつです。

夜、役員会にお邪魔して説明。今回の作品・展開が、桜がモチーフであることで、集落の皆さんからはいろんなお話を聞くことができました。そして、このお話を聞いて、また満開の桜を見て、急遽翌日にも金沢から高橋さんと学生さんが来られました。

この日は、桜の花びら集めと、満開の桜を撮影しました。ひとつずつ、丁寧に桜の花びらを取り、シリカゲルの中に入れてドライにする・・・手間がかかる作業ですが、この薄いピンク色の桜を一瞬で保存していきます。





この花びらが封入された大屋根が夏には完成します。

作品名は『芽吹きの風』。

集落のみなさんの思いがつまった桜の花びらがどう風を感じさせてくれるのか、楽しみです!

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