8月31日 十日町篇2

北川フラム投稿日:2012年08月31日

8月最後の日、まつだい「農舞台」ピロティで、地元のお年寄が淹れて下さった麦茶を飲んで、これを書いている。

じきに黄金なすカバコフの棚田に赤、白のキャップをかぶった小学校低学年の子ども達がグループで歩いている。特に枝豆が植えてあってその緑とのコントラストも美しい。昔から苦労をともにしてきた2人の佐藤さんが案山子隊として手伝ってくれていて、また今回は作品廻りだといって、6年前にもこへび隊で手伝って下さっていた婆さまが、かの時と同じようにツーショットを撮ろうといって下さる。先生の声と子ども達の声、この地域は冬の休みが長いので夏休みが短いのだ。こういうなかに居ることの嬉しさ。

そういえば、昨日の電車に昔からこへびをやっている米持さんが乗っていて、「残り3週間の週末に休みがとれる」と言って来てくれていた。受付に入るのが好きな人もいるのだ。地元の人、来場者との交流が楽しいという。人手は相変わらず足りないのだが何とかやっています。

さて、旧十日町エリアの作品についての続きを。

117号線を軸にして、杉浦久子さんと杉浦友哉+昭和女子大学杉浦ゼミの『山ノウチ』(T242)が神社の参道と境内にある他、ドーヴの『からむしの部屋Project』(T275)という建築家の作品がある。杉浦さんは町の人々の交流があり、そこからの延伸だし、ドーヴは同じく地域の人々とのカラムシを巡る発表だ。

土市では、北海道で仕事をされている方の歯医者さんだった家を毎回貸して下さっているが、ここでは臨床美術プロジェクトが展示とワークショップをやっている(T276)。地域には大切な試みで会期前から十日町市と活動を始めているものだ。9月7日には学会も開かれる。

前回は松代の仙納で発表した酒百宏一さんは、今回は関根で葉っぱのフロッタージュの『みどりの部屋プロジェクト』(T273)をやっている。3年前新潟では田中さんという恐るべきサポーターを中心に恐るべき仕事をし、その広がりは並々ならぬものとなっています。川治の妻有神社にはいくつかの作品もありますが、ここは鬼太鼓座がキャンプをはってワークショップをやっています。加治瑞穂さんの日時計『(Re-Analemma)←White hole→』(T212)もあります。杉浦さんの作品の後は市街地を廻ってキナーレに向かうといいのです。