マリオナ・サナウーハの展覧会、三省ハウスで開催中

妻有日記投稿日:2013年10月03日

みなさんこんにちは。
今日は、三省ハウスで開催中の、スペインの女流作家、マリオナ・サナウーハの展覧会「布のコラージュ―『テラツ』の世界」展をご紹介します。



マリオナ・サナウーハは、スペイン・カタルーニャ地方に生まれ、結婚・子育ての後に本格的な制作活動に入った女流作家です。 マリオナさんが生まれ育ったバルセロナは、19世紀から20世紀にかけてモデルニスモ(アール・ヌーボー)と呼ばれる文化運動の中、ガウディを始め、優れたアーティストや建築家が多数輩出されました。



ガウディを敬拝するマリオナさんは、布地を用いた「テラツ」という技法で、建築物をモチーフにした作品を多く制作しています。日本の景観をモチーフに制作した作品は、1980年後半の来日の際に京都などを来訪し、制作したものです。



この「テラツ」という技法は、デッサン=絵画と、織物という素材との、ふたつの要素を併せ持ち、布の上に布をミシンの色で取り付けるマリオナさん独自のものです。画家がパレットの上で色をつくるのに対し、作家はすでにある布で表現することを試みています。古くは150年以上前のモデルニスモ時代の布地などさまざまな布を収集し、ミシンの糸で縫い合わせて表現します。古い日本の布地とバルセロナの綿、ジーンズなどの組み合わせ方や糸の使い方、巧妙な色の組み合わせなど、布やレースによる「テラツ」の世界をご堪能ください。

企画展の内容とマリオナさんのプロフィールはこちら



ご覧になれる時間帯
三省カフェ営業時間(10:30〜15:00)/火水休み
*三省カフェの2013年度の営業は11月4日(月祝)までとなります
*ご宿泊の方は消灯時間を除いてご覧いただけます


作品は、三省ハウスの展示室と食堂に展示されています。 三省カフェでコーヒーや軽食などを召し上がりながら、ゆっくりとご覧ください。

また、越後妻有里山現代美術館[キナーレ]で現在開催中の「大地を包む~繊維からの再考~」展(2013年10月20日まで)にもマリオナ・サナウーハの作品が展示されています。ぜひあわせてご覧ください。

三省ハウスの階段から2階にかけては、竹田直樹さんの2009年の作品「里山復興事業」も展示中です。

実は、さまざまな作品が楽しめる三省ハウス
秋の一日、松之山や美人林にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

三省ハウス 飛田晶子