初夏の越後妻有で野外作品と出会う旅(後編)

妻有日記投稿日:2014年05月24日

初夏の越後妻有で野外作品と出会う旅後編です。津南エリア の作品「国境を越えて」(M028)から続いて、信濃川沿いの国道117号を北東に進み、清津大橋手前の県道284号線を南東に向かい、中里エリアへと向かいます。中里エリアに入ってからも、しばらく県道284号を進むと、ポチョムキンが見えてきます。


作品名:ポチョムキン(中里エリア N019)

ポチョムキンは、廃棄物の不法投棄現場だった釜川のほとりを、日本庭園のような美しく静かな公園として甦らせた作品です。ポチョムキン周辺は夏になると、よく通り雨が降るのですが、奥に東屋があるので、そこで雨宿りをすることもできます。また、雨の日は晴れの日とはまた別の趣のある、とても素敵な作品です。


どんどん雲が流れ、青空が見えてきています。ずっとポチョムキンで休んでいたい気持ちを抑え、次の作品へと向かいます。

県道284号を北西に進み(戻り)、すぐに見えてくる倉俣大橋を渡ると、風にたなびくカーテンが見えてきます。


作品名:たくさんの失われた窓のために(中里エリア N028)

風にたなびくカーテンと、カーテン越しに見える景色がとても美しい作品です。この作品があることにより、作品の背景にある景色がより美しく見える、とても不思議で魅力的な作品です。

続いて、すぐ側にある農道を北に向かうと、巨大な鳥居と鉄骨の造形が見えてきます。


作品名:日本に向けて北を定めよ(74°33’2”)(中里エリア N010)

ロンドンにある作家の自宅の実物大の構造を、方位をそのままに妻有へ移動させた作品です。側にある大きな鳥居は、元々この場所にあったものですが、まるで二つ合わせて一つの作品のようにも見えます。

続いて、信濃川を横断する宮中橋のたもとに向かいます。


作品名:いちばん長い川(中里エリア N006)

宮中橋のすぐそばにある、電柱をかたどった作品です。「川の記憶」をテーマに公募された、信濃川流域の高校生の詩が刻まれています。

続いて、県道49号を北上し、県道285号を東に進み、姿大橋を渡ります。その後、国道117号をひたすら北上し、十日町エリア北部の下条集落にある神明水辺公園へ向かいます。


作品名:バタフライパビリオン(十日町エリア T112)


鏡のような屋根を持つ東屋の作品です。第3回の大地の芸術祭では、中越大震災からの復興を祈願して、狂言と能が上演されました。また、舞台としてだけでなく、休憩所としても利用されています。この日は二人のお客さんが、作品でお弁当を食べていました。

さて、いよいよ本日最後の作品に向かいます。国道252号を西に進み、栄橋で信濃川を渡り、再び川西エリアに向かいます。国道252号を上野の交差点で左折し、しばらく進むと、川西高校の側にあるバス停が見えてきます。



作品名:パッセージ(川西エリア K034)

いつの間にか空はすっかり晴れ、昼寝日和となりました。さて、こちらが今回最後に紹介する作品「パッセージ">パッセージ」です。バス停の脇にある、長いベンチの作品です。背もたれのところには、いくつもの短くて力強いメッセージが、等間隔に刻まれています。 最後に、パッセージの中からメッセージを一つ紹介して、今回の作品紹介を終了したいと思います。

それでは、皆さま、越後妻有でお会いしましょう。



こへび隊 山田 亮文

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