農業勉強会 in 奴奈川キャンパス

妻有日記投稿日:2015年11月08日



皆さんは農業を、特に「米作り」をどう思いますか?
おじいちゃん、おばあちゃんがやっているイメージ?
田んぼで田植や稲刈りをするイメージ?
それとも、自由気ままでのんびりとしたイメージですか?

私たち芸術祭のスタッフは、高齢化が進み、後継ぎや担い手のいなくなった棚田を保全する「まつだい棚田バンク」という活動を1年を通して行っています。現在、約90枚の田んぼを私たちが管理しています。

棚田バンク稲刈り2015秋
photo by Noriko Yoneyama


ですが米作りの経験や知識、地域に適した育て方などの基礎基本はまだまだ乏しいのです。今までは技術的な指導や管理の仕方などを、地元の方に教えていただき活動していましたが、現状の活動に満足していてはダメなのです。

「今までよりおいしいお米をこれからは作っていく」、そのための勉強会をしよう!と、現状を打破するために、地元で米農家をしている 小林昇二さんを“棚田バンクアドバイザー”として招き、「農業勉強会」を開催しました。会場に選んだのは、農業をベースに生きる知恵を学ぶ学校、「奴奈川キャンパス」です。

小林しょうじさん1

棚田バンクがこれまで行ってきた活動と米農家の年間の活動を照らし合わせ、今年の米の収穫量が少なかった原因、地区ごとの生育環境の違い、今までの活動の問題点などをまず説明してくれた昇二さん。

第1回目となる今回の勉強会では、JAが出している米農家の年間スケジュール表をもとに昇二さんが解説し、気になることがあれば随時質問をする形式で進行。㎡とは違う、畝(せ)・反(たん)・町(ちょう)などの面積の単位、苗の発育のさせ方の違い、理想的な田植えのやり方、稲刈りをする日から逆算して田植えをする日を決める方法など、体を動かす肉体的な面だけでなく、物事を考えて行動しないといけない頭脳的な面も米作りでは欠かせないという事を、丁寧に教えてくれました。

農業学校

今回は年間の大まかな動きを解説していただきましたが、次回は月ごとの動き方について細かく学んでいきます。今後、月1回のペースで勉強会を開催し、もっとオープンな会にしていく予定です。

米作りへの興味や棚田バンクの活動への興味や疑問などを持たれた方は、ぜひご参加ください!



11月7日 まつだい棚田バンク 担当
松山雄太