「雪見御膳」5年目の冬を迎えて。

妻有日記投稿日:2018年03月13日

トップ写真:Osamu Nakamura

冬の越後妻有ツアー限定のプログラム「雪見御膳」。5年目の冬を迎えて、今年は11集落で開催しました。2/24(土)に浦田集落と、3/3(土)は4(猿倉、中条、川西、松代)集落、3/4(日)は6(南鐙坂、水沢、東下組、川西元町、新町新田、室野)集落で同時開催。当日は各集落にこへび隊も加わり、頼もしい地元のお母さんたちの活躍で雪見御膳が行われました。

今年も例年通り、昨年12月頃から各集落へお声掛け、1月に開催場所などの調整を行って、2月は勉強会と準備作業と3月始めにかけては本番~かたづけ。プロセスを追いながら、ひとつひとつ準備を重ねて当日を迎えました。こへび隊のみなさんは開催3週間前の週末から毎週来てくれて、御膳出しや会場の清掃などの活動を行いました。

今年の勉強会では、各集落から35名ほどの参加があり、これまで雪見御膳にアドバイスを寄せていただいてきた元管理栄養士で中条集落雪見御膳の代表でもある田村シゲさん、津南町の上郷クローブ座レストランのアーティストEAT&ART TAROさんを講師にお迎えして、雪見御膳の工夫について一緒に考えました。雪見御膳はお客さんに食事を提供するだけでなく、お母さんたちのおもてなしや交流がとても大切なことを再確認。お客さんの越後妻有の冬の記憶に残る雪見御膳を考えました。

写真:Osamu Nakamura

御膳の器や会場の準備は各集落それぞれ。漆器も今では雪見御膳の時だけの出番になったという一年に一度のハレの日という集落も多く、木箱から取り出して、包み紙から出して…作業をしながらお聞きする昔話や過去の雪見御膳の尽きないお話。開梱、片づけと人手のいる作業にサポーターこへび隊も活躍、御膳が使われていた時代は本当にたくさんの人の協力で行事が執り行われていたことや、それが当たり前だったんだな、ということを実感する作業でした。

本番はそれぞれの集落でそれぞれの雪見御膳が華やかに。当日はめずらしいくらいの晴天に恵まれて、屋外の雪国体験も天候の心配なく実施でき、会場もどこもあたたかくお客様をお迎えすることができました。

終了後の記録写真やお母さんたちやこへび隊、スタッフの話を聞いても、それぞれいろいろな話があって…それでも「大変だけれども、やっぱり楽しい」という地元のみなさんの言葉が聞けたことが何より。これからまたお母さんたちとお会いする機会に意見をいただいて、これからの雪見御膳について一緒に考えていきたいと思います。

また来年の冬も越後妻有の雪見御膳でお待ちしております!

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飛田晶子

大地の芸術祭の里スタッフ。こへび隊での活動後、2006年~移住。越後妻有の豊かで厳しい自然と格闘しながら日々奮闘中。茨城県出身。

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