方丈村便り3

越後妻有里山現代美術館[キナーレ]投稿日:2018年08月20日

週末のにぎわい
T373「みずたどり」
スー・ペドレー+岩城和哉+東京電機大学岩城研究室
T357「羊の美容室」岡藤石

週末の朝いちばん、キナーレはとてもにぎやか。
「今日もはじまるぞ!」緊張感と清々しい雰囲気が会場全体を包んでいます。

 

「おはようございます!」 ミントグリーンのTシャツを着ているのは、「おもてなしスタッフ」 地域の方々が、会場MAPを配布し、作品説明や見守りをしています。 嬉しい笑顔がいっぱいです。

週末の展覧会会場は、イベントが目白押し。 多くの方丈作品がお店をオープンするからです。(もちろん、平日も楽しめますよ。)

まずは、T373 みずたどり(スー・ペドレー+岩城和哉+東京電機大学岩城研究室)で無人野菜市の陳列をしている岩城さんに遭遇しました。

「真っすぐではなく、曲がった野菜のほうが陳列したときに面白い!」とお話を頂きましたが、形がキレイで美味しそうな野菜が並んでいますよ、岩城さん。 糸瓜(そうめんかぼちゃ)、ナス、ゴーヤ、キュウリ。陳列しているそばから完売したもち米もありました。 これらの野菜は、川西地区の新町新田集落から提供されています。 新町新田集落にある作品(K092)のアーカイブであるこの作品は、水害に悩まされてきた集落の水にまつわる記憶を展示しています。水と戦いながら農作物を育ててきた集落の皆さん。無人市の野菜たちは、その記憶の一つでもあり、地域の努力によるありがたい大地の恵みです。

※川西の新町新田集落では、この野菜を使って週末食堂をオープンしています。ぜひ、行ってみてください。

次は、髪をカットしてもらうために、キナーレのエントランスホールにある作品に向かいます。 T357 羊の美容室(岡藤石)。 なんと!美容室を作品にしました。 今日の当番は、boy Tokyoさん。担当のノタニさんが仕上がりイメージ可愛いイラストにしてくれました。

この美容室、外観がとってもユニークです。
真っ白いフワフワは何でできているのでしょうか?

答えは、羊毛です。優しい光に包まれた空間は、ヘアカットにピッタリ。 美容師さんとヒソヒソ話でもできでしまいます。

この作品をみて、オーストラリア駐在だった経験をお持ちのお客様は、羊毛原毛が頭に浮かんだようです。 刈り取られたばかりの原毛からこのように真っ白になった姿にとても感心していました。 たしかに、羊だったことを考えると、たくさんの工程を経てこの作品になったことが想像されます。 空間の中に入って前髪を切ったことも作品鑑賞のひとつ、マッサージを受けるものひとつ。 鑑賞の仕方もそれぞれ、これが芸術祭鑑賞の面白味ですね。

※T357 羊の美容室
出店美容室 boy tokyo(東京)
美容室しるえっと(十日町)
ameria(長岡)
≫営業スケジュール

スタッフ 三輪良恵