天然サプリメント「すいか糖」生産秘話

妻有日記投稿日:2019年09月20日

今回の主人公は、東下組農産物加工所で働く水落君江さんと村山桂子さん。
普段は、うぶすなの家でもお世話になっているお二人は、「すいか糖」の生産者です。

「すいか糖」は搾り出したすいかの水分エキスを、ぐつぐつと時間をかけて糖度が65度になるまで煮詰めます。一瓶に、なんと大きな黒皮すいかが1.5~2個分使用されており、無添加の自然の甘さが特徴です。

※たくさん収穫された黒皮すいかと、果実から水分を搾り出す装置

「すいか糖」は、砂糖が高価な頃から、糖分を摂取するための保存食として、また、昔ながらの民間療法の薬としても食べられてきました。

汗と一緒に出てしまったミネラルを補い、体内の毒素排出を促す成分がつまっています。
まさに、天然のサプリメントです。

この農産物加工所ができたのは、今から8年前位前のこと。
2004年の中越地震を受け、復興と将来を考える会を立ち上げる際に、何かできないかと始まったのがきっかけでした。

そこで、空いている田んぼを使っての、すいかの栽培が始まりました。

※すいか農家の小宮山清一郎さん。毎年たくさんの黒皮すいかを作っています。

収穫した、すいかを利用してすいか糖づくりが始まりました。
それから数年後、大地の芸術祭のリデザインプロジェクトによって、古いデザインから生まれ変わった現在のパッケージもできました。

可愛らしさに、思わず手に取りたくなる洗練されたデザインのパッケージ。
すいかの皮のような包みを開くと、すいか糖ができるまでの工程を示す文字が、まるで、すいかの種のように並んでいます。
上蓋となる和紙には、山桜の木でできた「糖」の文字の印鑑を押しています。(お二人は、これがなかなか押しにくいのと笑っていました)

とにかく、丁寧に一つづつ包まれていくすいか糖。お二人の人柄までぎゅっと詰まった一瓶なのです。

この加工所は、十日町市立東下組小学校が廃校となった校舎の中にあります。
「今は地域のコミュニティの場として、他の用途でも校舎が使われているけれど、いつなくなってしまうかはわからない。そしたらすいか糖づくりも終わりだね」などと、話しながら、学校中には、甘じょっぱい匂いが充満し、のんびりとした時間が流れていました。

「すいか糖」は、毎日スプーン1杯がおすすめです。
無添加なので、冷蔵庫で保存してお早めにお召し上がり下さい。

「すいか糖」は越後里山現代美術館[キナーレ]内のミュージアムショップと大地の芸術祭の越後妻有オンラインショップで販売中です。

うぶすなの家も、11/2.3.4の3日間うぶすなの家収穫祭として開館します。

今年最後の開館日、ぜひ遊びにいらして下さい。

お待ちしております!!

「大地の芸術祭」の里 ミュージアムショップ
羽鳥めぐみ