「まつだい棚田バンク」稲刈り2019が開催されました!

妻有日記投稿日:2019年10月04日

9月21日・22日の2日間、2019年の稲刈りイベントが開催されました。

私たち「まつだい棚田バンク」は、田植え・草刈り・稲刈りと年3回、里親さん(棚田バンクのオーナーさんたちのことをこう呼びます)たちといっしょに、農作業をイベントにして開催しています。

一年のクライマックスとも言える、今回の稲刈り参加者は、2日間でのべ253人!!これはかなりのお祭りだ!ということでスタッフ一同気合いを入れて本番に臨み、みなさんをお迎えしました。

そんな稲刈りイベントの1日目の様子を、写真とともに、さらに裏ではこんなことが起きていましたという、ここだけのないしょ話とともに振り返ります。

9月21日(土) 天気:くもりときどき雨

今日の大きなミッションとしては、まずは稲刈り。これを安全に楽しく終えること。そして夜は交流会。一年の農作業についてを報告し、一年お疲れさま、また来年に向けてがんばろう!と思えるようなワクワクする集いにすること、でした。

稲刈りでは、田植えや草刈りでもお見かけする、いつもの里親さんたちや、どんなに遠くても稲刈りだけは来るようにしてるんだ、と言ってくださる里親さんたち。さらに今回、初めて参加してくださった面々。また、自分の田んぼの稲刈りでとっても忙しい時期ながらも、集まってくれた師父たち。そんないつものメンバーや、新たなメンバーが集まり、雲に覆われた空の下、スタートしました。

師父たちに熱心にコツを聞きながら、おそるおそる刈っていく里親さんもいれば、手慣れたもので、スタートの合図の前にざくざくと刈っていくアーティストもいたり。

時おり降る小雨に見舞われながらも、みなさんがへこたれず頑張ってくださり、みるみるうちに稲がはさがけに変身していきました。壮観です。

作業でへとへとになった里親さんたちは、温泉でひとっ風呂。パワーチャージの時間です。
そのあいだ、交流会会場の奴奈川キャンパスでは、着々とパーティーの準備が進められます。

田植えに続き今回も、CRAZY KITCHENさんにご参加・ご協力をいただきながら、地元・室野のお母さんたちや里山食堂のスタッフをはじめとした食チームが料理を担当します。今回のメインは、何と言っても「おにぎりBAR」!

これは、室野のお母さんたちが、それぞれのおにぎりの具が用意されるブースに立ち、ゲストに対面形式でおにぎりを握って提供するというものです。

このプランをCRAZYさんに初めて聞いたとき、私たちスタッフは「なんて楽しそうな企画なんだ!」と感動したものですが、本番前のお母さんたちは緊張で楽しみどころではない様子。

準備の合間のお茶の時間に、あまりにも緊張しすぎて、「誰か代わってくんねかい?」と、他のスタッフに交渉しているのを見て、思わず笑ってしまいました。

それもそのはず、みなさん、いつもはお家を支える、ごく普通のお母さんたち。こんな経験、人生初めてです。
しかも目の前にはお客さま。誰だって緊張します。

「大丈夫、いつものお母さんたちのままでやってくれたらそれが一番!」と伝え、「そう?そうかねえ」と言ってくれましたが、それでもなんだか心配そうでした。

これは本番ではきっと伝わらなかった、今だから話せる裏話です。

さて、定刻になり、交流会がスタート。

今年初の試みとして、冒頭で今年の農作業についての報告と、次シーズン(2019年10月1日~受付)の棚田バンクのリニューアルについての説明会を行いました。

今年良かったことも、これから心配されることも、いまの棚田バンクの現在地を、なるべく正直に里親さんたちにお伝えしよう!と臨みました。

熱心に、そして真剣に聞いてくださり、棚田バンクを支えてくださる里親さんたち、そしていつも背を押してくれる師父たち、みなさんのあたたかさを感じました。

乾杯のあとは、いよいよ先程の「おにぎりBAR」を含むおいしいごはんのスタート。

CRAZYさんや食チームが腕をふるった、色とりどりのおいしいごはんや「夕顔ドリンク」といったユニークなドリンクももちろん人気者でしたが、今回の主役はやはりおにぎりでした。

棚田バンクのとれたての新米でお母さんたちが握るちっちゃなおにぎりたち。列は途切れず、あまりにも人気で、会の終わりを待たず、お米と具が終了してしまい、売り切れに!

実は、これも裏話ですが、スタッフは予想よりも多く出ることを予想して多めに10升のごはんをおにぎり用に準備していたのですが、予想を上回るスピードのため、急遽2升を追加。

計12升がおにぎりになり、すべてたいらげてもらったというわけです。単純計算で、ひとり当たりごはん1合以上(!)食べていることになります。と、後日譚を聞いて驚きましたが、それだけとびきりおいしくて、いい思い出になったはず、とうれしく思いました。

緊張していたお母さんたちに、会の終了後に「どうだった?」と感想を聞いてみたら、「楽しかった!」と即答。清々しい笑顔を見せてくれて、何だか私も誇らしい気持ちになりました。

やはり、地元のお父さんやお母さんたちのこういった姿を見ると、私たちが棚田バンクを続けることが、より一層意味を持つと思います。

棚田バンクがなければ、出会うことがなかったであろう人同士が、棚田バンクの里親になるという機会を通して出会うっていいなあ……と、改めてじんわりと思えた、2日間でした。

ご参加くださったみなさん、サポートくださったすべてのみなさんに感謝いたします!

まつだい棚田バンクは、365日いつでも入会できます。
≫まつだい棚田バンクご入会(越後妻有オンラインショップ)

これからさらに、入りやすい仕組みも整えていきます。棚田に来てもらって、私たちの活動やプロジェクトを見てもらえたら、きっと好きになってもらえるはず。

ぜひ一度、あそびに来てもらえたら、うれしいです。

それでは、まつだいでお待ちしています!

まつだい棚田バンク 小野塚 愛

Photo by Ayumi Yanagi