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緑深い山々、棚田、そして里山といった日本の原風景が残る松代エリア。上杉謙信が築いた山城跡に往時をしのび建てられた松代城。ほくほく線が止まるまつだい駅から、松代城の立つ城山と呼ばれるエリアまで作品が多く点在し、山の中アートを道標に散策が楽しめる。「越後まつだい冬の陣」は冬の一大イベントのひとつ。
     


Photograph by S.ANZAI
まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」

まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」は、ほくほく線まつだい駅南側に広がる約60haの里山(城山)にアートが散りばめられたフィールドミュージアムの中心となる施設です。地元の食材を活かしたレストラン、地域の物産やアーティストグッズを取り扱うショップを通じて、地域の雪国農耕文化を堪能できるだけでなく、1階のピロティー(コメ・コネクション)部分や2階の「農舞台ギャラリー」を使って行われる展覧会や音楽・舞踏・芝居などさまざまな催しを通して、地域の伝統芸能から都市部の前衛的な取組みまで多様な文化活動をみることができます。また、全面に黒板の塗料が塗られた教室(河口龍夫作品)にある机の天板を開けると、タッチパネル式のコンピューターが現れ、松代の情報がデジタルアーカイブとして蓄積されています。このように各部屋で見られるアーティストと建築のコラボレーションも見所です。

さらに「農舞台」は、この地域で営まれてきた農を核とした暮らしが持つポテンシャルを、外部世界を切り結ぶことで新しい価値に変換しようと新たな活動を始めています。すでに行われている田圃オーナー募集や農学の研究者や農業の現場の人を招いて開催するシンポジウム「農楽塾」といった学習プログラムに加え、東京との産品の相互販売事業の展開など、まさに「都市と地域の交換」がはじまろうとしています。



234 MVRDV/まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」