大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2012 開催概要 1

プレス向け2012芸術祭投稿日:2011年10月30日

大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレとは

1. 基本理念:

「人間は自然に内包される」


都市の時代だった20世紀も、最後にその矛盾を露呈し、続く21世紀において、私たちは地球環境の崩壊、効率第一主義の社会の悪弊、市場原理主義による資本主義の行き詰まりの只中にいます。地球誕生以来46億年、生命進化の頂点であったはずの人間中心の文明は、現在、その岐路とも言える事態に直面し、私たちは海図のない航路に漂っているかのようです。


多くの人々を受け入れ、育んできた里山、越後妻有。この地において、私たちはいたずらに都市化、市場化するのではなく、縄文期以来の自然と人間のかかわりあいを見つめ、厳しい条件のなかで米づくりをしてきた祖先や、そこに営まれてきた濃密な集落やコミュニティに学び、「人間は自然に内包される」という理念を掲げ、「大地の芸術祭」を行い、それが地域づくりの起点となるべく、「大地の芸術祭の里」としての日常の活動を続けてきました。


私たちの思いは、「ここで暮らしてきた爺さま婆さまの笑顔が見たい」、「お年寄りが幸せな場所こそが幸せな地域である」、というものに尽きます。大地の芸術祭は地域再生の契機として、地域資源の発見と地域の知恵の学習、創る人と地元住民の協働、空間を息づかせる製作というアートがもつ力を信じて企画されました。多くの若者、都市生活者、外国を含めた多くの地域の人々の協力をえて、いよいよ第5回目を迎えます。それら多くの人々に感謝しつつ、今一度原点に還り、「感幸」が「観光」を誘うべく出発します。


この半年、豪雪と地震、洪水の中で大地の芸術祭の準備をしてきました。ここでの活動が東日本大震災とつながるべく再建と希望を願い、「人間は自然に内包される」という理念を噛みしめたいと思います。



2. 大地の芸術祭の里で取組まれる地域作り:


越後妻有地域では、過去4回の芸術祭において蓄積された約160点のアート作品のほか、アートを媒介とした人々のネットワーク、他地域との繋がりを活かすべく、日々様々な活動をしています。2008年には、これら多くの協働者たちの志をつなぎ、様々な成果を具体的な地域づくりへと還元すべく「NPO法人越後妻有里山協働機構」が設立され、十日町市、津南町と共に動いています。



3.「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の位置付け:

アートを媒介に、地域の営み・自然・民俗・文化を世界に発信する 三年大祭

「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、これらの活動の成果を、3年ごとに広く世界へ発表する場として開催されます。

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大地の芸術祭の里スタッフ

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