越後妻有里山現代美術館[キナーレ] 眞田岳彦作品「大地をつつむ皮膚」 十日町文様 カラムシ唐草‘13 を新たに設置・公開

お知らせプレス向け投稿日:2013年10月31日

越後妻有里山現代美術館[キナーレ] (新潟県十日町市本町6)は、このたび、衣服造形家・眞田岳彦氏の作品「大地をつつむ皮膚」  十日町文様 カラムシ唐草‘13 を、美術館の新たな展示作品として加え、常設作品として公開します。今夏、十日町の伝統繊維文化と芸術、産業の連携をめざした活動の一環として実施した 「大地を包む~繊維からの再考」展の会期を終え、十日町の繊維文化を象徴する眞田氏の作品を設置する運びとなりました。多くの方にお楽しみいただければ幸いです。

【作品名】
「大地をつつむ皮膚」  十日町文様 カラムシ唐草‘13
  制作 : 眞田岳彦 (衣服造形家)

【作品趣旨】
○作品制作の思索
数千年間にわたり、越後妻有の気候風土の中で歴史や人の営みが、幾重にも重ねられてきた。それらの記憶は大地から滲み浮かび、地域や人を包み、この地域の土地柄・人柄となり私たちに問いかける。

○デザイン説明
災害時の避難所などで、シートや仕切り、また衣服(衣服にするための切り込み線があります)にも利用できるように作られています。そのため、色、透け感、柄は、「安心感」を考えてデザインされています。(このシリーズは、十日町市役所、十日町市博物館などに災害用備蓄品として寄贈され保管されています)

○素材
素材は、米や糠などを含んだフィルムシート。柄は、このためにデザインした「十日町文様」です。
越後妻有周辺の縄文土器に見られる火焔や螺旋と、アンギンの素材でありこの地域で自生する苧麻の葉を、古代エジプト(紀元前2000年~1400年頃)から全世界に伝播し、奈良時代には日本へ伝来して現代まで継承されてきた「永遠の豊かさ、生命の力強さ、吉祥」の象徴である唐草文様に組み合わせてあります。

【眞田岳彦 プロフィール】
衣服造形家、1962年東京都生まれ。イッセイミヤケ社勤務後ロンドン滞在、北極圏滞在を経て彫刻家リチャード・ディーコンの助手を務め95年独立。以降、衣服を通したアート/造形を国内外で行う。2000年岩手県で開催した「wool in wool」プロジェクトをはじめ、東京都世田谷で現在進行中の「生命をつつむ未来繊維」など、「豊かに生きる」をテーマに衣服を通した地域プロジェクトを各地で多数開催。また同時に社会問題の解決をテーマにした「プレファブコート(衣服)」の制作を開始。新潟中越地震を機に災害による心の傷の緩和を目的とする衣服デザイン開発を進め、公共機関への寄贈も行う。越後妻有アートプロジェクト「大地を包む」プロジェクトディレクター。現在、女子美術大学教授、東北芸術工科大学客員教授 他。

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