ガガも尊敬するマリーナ・アブラモヴィッチ、TEDに出演。パフォーマンスのようなスピーチを披露

お知らせ投稿日:2015年12月23日

夢の家」(2000年制作)の生みの親であり、世界的アーティストであるマリーナ・アブラモヴィッチ。彼女が今年3月、Ideas worth spreading (広める価値のあるアイデア)の精神のもと、さまざまな分野の第一線で活躍する人物を講師として招くTED(Technology Entertainment Design)に出演しました。まるでパフォーマンスのようなマリーナのプレゼンテーション、内容のご紹介とあわせてぜひ動画もご覧ください。



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冒頭では聴衆は目隠しをされ、マリーナが過去に発表したパフォーマンス(美術館の中で6時間、観客は周りにあるものを自由に使い、自由にマリーナに対して何でもしてよいというもの)の説明により、アーティスト側からの作品の体験を、追体験させられます。



その後も自身の作品を紹介することで、マリーナのパフォーマンスを主とする表現の本質が説明されます。それは、「パフォーマンスとは、その時、その場で限り知覚されるもの、そして、対象(観る側)との信頼、脆さ、あるいは繋がりによって成立する」ということ。

紹介された作品は、1970年代後半、当時のパートナー(ウライ)との共作にはじまり、彼と公私ともにgood byeを言うための万里の長城のパフォーマンス、そしてMOMAで3か月にわたってマリーナがひたすら観客と向いあったプロジェクトなど。

▼弓矢のパフォーマンス
マリーナが弓を持ち、相対したパートナーが矢を引く。パートナーとの信頼により成立する。他者によって自分をオブジェとして扱われていくことがどういものかを自らに突きつける。



▼万里の長城のパフォーマンス
万里の長城をお互い反対側から歩いていく(2500km)離れている。最終的に真ん中で出会い、握手をして別れる。



▼MOMAでのプロジェクト
美術館の向かい合った2つの椅子。一方にマリーナ。一方は観客が自由に座ることができる。座ると、ちょうど目が向かいあう。ただ、それだけでありながら、観客は自分の順番がまわってくるまで何時間も待っている。そして、ついに順番がきたとき、何らかの体験をする。




そして最後に、会場の観客に隣り同士で向き合って2分間見つめ合うようにと促し、”Thank you for trusting on me”と言って終わります。
それはまさに相手を信頼することで成立すること。
そして作家を信頼することで成立すること。





マリーナは、パフォーマンスとは信頼の上に成立するものだということを、彼女自身の経験を通じて発表したのです。
ぜひ実際の動画もご覧ください。
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またレディー・ガガが尊敬するアーティストとして、マリーナが「Naverまとめ」にて紹介されています。あわせてご覧ください。
≫Never まとめ記事はこちら

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