越後妻有2016冬企画展 アーティストトーク&オープニングレセプションを開催

お知らせ投稿日:2016年2月7日

1月30日(土)より始まった「越後妻有 2016冬」プログラム。
キナーレと農舞台ギャラリーでの企画展が同時オープンし、初日にはアーティストトーク&オープニングレセプションが行われました。



『物質の夢想』と銘打った田中奈緒子の企画展@キナーレでは、物質そのものがもつ力に着目。2015年芸術祭に出品されたインスタレーション「未来への投影」を、新たにアレンジして展示しています。 冬の越後妻有での作品展示は初めての田中奈緒子ですが、着想を得たのは、昭和の時代に松代地区で発行されていた『ゆきの故郷』という書物だそう。それは、まだトンネルや道路整備がされていなかった当時、冬に出稼ぎにいく父親に宛てて子どもたちが綴った手紙集です。その書物自体も今回の作品の一部になっています。





さらに暗幕の奥には、光と影が織りなす幻想的な世界が広がり、冬の妻有をイメージさせます。 真っ白な雪に椅子や机、本が沈んでいくかのようであり、同時に、物質たちが自ら動きだし、雪の中から姿を現したようにも捉えられる作品です。



農舞台ギャラリーでも池田光宏自らが作品を解説。



公共スペースの中で一般の人のクリエイティビティが表出しているものに興味があるという池田光宏。メインとなる作品には、スナックの看板や玄関先の大黒様の置物が描かれ、そこに蛍光色などさまざまなライトを照射します。中には未完成のまま描かれたものもあり、それは観る者に多様な見方を与え、さまざまな想像をさせ、また雪に埋もれた妻有の風景をも想わせます。ほかにも、他人の私生活を覗き見るような、鑑賞者が見ていいのか戸惑うようなユニークな作品ばかり。





それぞれ全く作風が異なり、ぜひハシゴしていただきたい企画展です。
両企画展ともに3月21日(月祝)まで。
お見逃しなく。

≫越後妻有里山現代美術館[キナーレ]2016冬企画展「物質の夢想」
≫まつだい「農舞台」ギャラリー冬企画展「Homemade Landscape/ホームメイド ランドスケイプ」

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