津田大介と北川フラムの対談「あいちトリエンナーレ×大地の芸術祭」が行われました

2018芸術祭イベントリポート投稿日:2017年11月30日

大地の芸術祭 トークイベント@渋谷ヒカリエ 第8回はジャーナリスト、メディア・アクティビストであり大地の芸術祭オフィシャルサポーターを務める津田大介さんをゲストに北川フラムとの対談が行われました。

北川による来夏の大地の芸術祭2018についてのプレゼンテーションに続き、津田さんは自己紹介からスタート。テレビ・新聞・ラジオ・雑誌といった「オールドメディア」から、WEBメディア、SNS、有料ネットマガジンとその活動領域の広さに改めて驚きます。

次いで2011年の東日本大震災後の活動についての紹介。1ヶ月足らずで現地に足を運んだ津田さんはその後も被災地に通い、瓦礫が片付き地域の生活が少しずつ戻る様を見続けながら、被災地の定点観測を続け、外の人に伝えていく事が地域の復興につながっていくのではないかと考えたといいます。そして地域の人の要望を聞き支援に繋がる仕組みを考えた津田さんの、様々なイベントや広報活動は、多くの人の共感とさらなる支援を呼ぶ行動へと繋がったのです。

さらに津田さんのお話は、今年芸術監督に就任、大きな注目を集めた「あいちトリエンナーレ2019」へ。津田さんが掲げたテーマは「情の時代Taming Y/Our Passion」。世界を対立軸(敵・味方)で解釈するのではなく、アートで問題解決の糸口を見つけることを期待すると話されました。それは、この対談の前日に行われたトークで東浩紀さんが語った「あいまいで中途半端な「観光客」こそが社会を変えるラジカルな存在である。」という「観光客の哲学」に通底する概念であり、都市と地方の「間」など「中間」で物を考えることの重要性が示唆されました。 その他にサイトスペシフィックであること、現代美術以外の芸術や表現の登場、メディアやデジタル技術を駆使したアート体験、さらに他の芸術祭との連携についても言及。「2020年の東京オリンピックの前年に開催するあいちトリエンナーレでは、オリンピックでは出来ない事をやる」という言葉に、ますます期待が高まりました。

最後にディレクターの「後輩」への忠告を求められた北川は「トラブルが起きた場合、その瞬間に情報を摑みすぐに対応することが重要。津田さんは炎上しがちだから気を付けて」。津田さんも「来年の大地の芸術祭の開幕前後はフラムさんに張り付いて学びます」と応え会場を沸かせました。

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