2019春 拠点施設の新しい展示がスタートしました

お知らせ投稿日:2019年4月29日

2019春、雪解けとともに4月27日から一斉に各施設の企画展が始まりました。 それぞれの見どころをスタッフがレポートします!

越後妻有里山現代美術館[キナーレ]
蓮沼昌宏「土地の見る夢」

十日町駅から徒歩10分、越後妻有の玄関口となる施設、越後妻有里山現代美術館[キナーレ]では、蓮沼昌宏「土地の見る夢」を開催しています。 夢やイメージの自立性に関心を持つアーティストが、越後妻有に滞在し12の月をモチーフに12編の幻想的なパラパラマンガを制作しました。

3月編では雪の中からフキノトウが現れ、5月編では田植が行われる…というように実際に作家自身が体験したからこそ紡がれるストーリーが展開されています。 アナログな装置のなかで、温かみのある絵、キャラクターたちがぎこちなく動き回る様は妙に愛らしく、次々と見たくなってくる楽しい作品です。
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その他、常設作品も越後妻有に由来のある作品が多数。
昨年できた人気作品、レアンドロ・エルリッヒ「Palimpsest:空の池」も忘れずにご鑑賞ください。

磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館[SoKo]
「河口龍夫-時の羅針盤」

車でいらっしゃる方は塩沢石打インターから近い、「清津倉庫美術館」や「清津峡渓谷トンネル」を最初に訪れるのがオススメです。 国道353沿いの清津倉庫美術館は廃校となった小学校の校舎と体育館をリノベーションした美術館です。 越後妻有の川や山林などの地域資源を調査し、芸術祭を特徴づける作品を発表してきたアーティスト・磯辺行久の常設展が展示される当美術館で、2019年は常設展のほかに企画展示として「河口龍夫-時の羅針盤」が開催されています。

河口龍夫もまた大地の芸術祭に初期から参加してきたアーティストです。 関係性をテーマとしてきた河口は、まつだい「農舞台」の作品「関係―黒板の教室」「関係―農夫の仕事」(※農夫の仕事は本展で展示中)や「船の家」内の作品「未来への航海」「水から誕生した心の杖」などを発表してきました。 本展では初期の作品から現在の作品まで、アーティスト河口龍夫の歩みを一望できる作品を展示しています。コンクリートの静謐な空間に、鉛や抑えた色合いの作品が美しく際立ちます。
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大人気の清津峡渓谷トンネルはもちろん、人気の野外作品「中里かかしの庭」や「たくさんの失われた窓のために」「ポチョムキン」もぜひ一緒にご覧ください!

鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館
「マオシャン・コニーはここからはじまった」

十日町駅から車で15分。鉢の集落の廃校となった小学校が再生した「絵本と木の実の美術館」は、絵本作家・田島征三の木の実や流木を使った作品が展示されています。 2019年度は、自然や動物の保護活動を行う香港の絵本作家マオシャン・コニーの絵本原画や、鉢集落の風景と人々を描いた作品の企画を展開します。 また、美術館創立から10年目にあたる本年は美術館の軌跡を振り返る展示室もあります。
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アート鑑賞だけでなく、館内の「Hachi Café」ではおいしい「やさいどっさりカレー」がいただけます。校庭にはヤギのしずかと生まれたばかりの小ヤギがおまちしています。

まつだい「農舞台」
「まつだい山菜ラボラトリー」

まつだい駅から徒歩2分のまつだい「農舞台」の周りは田んぼや里山に囲まれています。 雪の下から現れるおいしい山菜を提供する年に一度の食事会「山菜を楽しむ会」が好評なことにちなみ、この春は「まつだい山菜ラボラトリー」と題して山菜を紹介する展示を開催しています。 21種の山菜の実物、レシピ、特徴を展示した山菜図鑑コーナーや、押し花になった山菜の展示、 地元の方のインタビュー記事などいろいろな角度から山菜の魅力、地域と山菜のつながりをお届けします。
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展示だけでなく、館内の「越後まつだい里山食堂」では山菜をふんだんに使ったお料理を提供しています! 天気の良い日には草間彌生の「花咲ける妻有」ほか、周辺に約30もある野外作品を散策するのもおすすめです。

1日では回りきれない、たくさんの内容をご用意して、 どの施設も皆さんのお越しをお待ちしております。春の越後妻有をご堪能ください。

photo: Osamu Nakamura(「中里かかしの庭」以外)
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大地の芸術祭の里スタッフ

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