2009年6月アーカイブ

先日、こへびが作業で使っていた体育館の掃除に参加した。

場所は、旧川西町の高倉集落。

以前にも何度かこのblogで記事になった、茅の作業を行っていたところである。

山で採ってきた茅を、茅葺き屋根の材料とするために加工し、ストックしてあるので、

中はまるで家畜小屋のような状態になっていた。

 

束ねた茅を搬出し、その茅を立てかけておくために使われていたであろう木材を搬出してから、

茅の屑を外へ掃き出していく。

茎の部分は扱いやすいが、穂先がバラバラに分かれて館内至る所に降り積もっていて、

これを集めるのが意外にめんどう。

ほうきを雑に動かすと、ふわりと舞い上がって、あたりに散らばってしまう。

そんな作業を、5~6人でしばらく続けた。

 

昼休み、外の木陰で食事をとろうとしていると、1匹のイヌがやってきた。

集落のどこかの家で飼われているらしく、首輪は付けているが、リードが付いていない。

 

正直にいうと、私はイヌは好きではない。

というより、嫌いである。

従って、この地球上いかなる場所においてもイヌの放し飼いなど言語道断であり、

本来なら許し難い行為である。

 

しかしイヌにとってはこちらが侵入者なのだろう。

いつものようにひとりブラブラ近所の散歩をしていたら、見慣れない変な連中がいる。

いや、ときどき見るな、ああいうわけのわからない連中。

 

とはいっても、不審者を威嚇するようなそぶりはまるでなく、

妙に人なつっこく、われわれにすり寄ってくるのである。

決して吠えたりしない。かといって餌をせびるような仕草もない。

まあ憎めないと言えば憎めないのだが、

それでもやっぱり私はイヌという動物が好きになれないので、

そいつが絶対に来られないところに場所を移して、ゆっくり食事をとった。

食事が終わって戻ってみると、イヌは坂をトコトコと下りて帰っていった。

 

午後の作業を始める。

体育館の入口を入ってすぐの階段を上ると小部屋があり、そこの床を水拭きしていた。

 

階段を降りたら、そこにはあのイヌがいた。

小部屋にイヌと二人きりになると、もう掃除どころではなくなる。

申し訳ないが、階段へつながる扉を内側から固く閉ざして、作業に専念した。

 

来なくていいのに、何でこっちに来るんだろう。

やはり不審者の臭いがするのだろうか。

あるいは、やつは、この体育館を、自分の家だと考えているのかもしれない。

道理で、そのうち入口のところで偉そうに昼寝をはじめた。かなり邪魔である。

 

しばらくするといつのまにか姿が見えなくなった。

 

幸いにして実害がなかったので、

やがてイヌのことなどすっかり忘れて、メインフロアの雑巾がけを行う。

ところどころ開けた窓(壊れて開かない窓が少なくない)や扉を、涼しい風が通り抜けていく。

 

ワックスがけをもって掃除がすべて終わり、集落の元区長さんの家へ皆であいさつに行った。

 

玄関にはあのイヌがいた。

 

 

text by T.S.from 大地の芸術祭のまわり方)

20日、21日のこへび合宿でこへび隊初参加となりました、麻生実紗子です。

初めての新潟、越後妻有。
山の自然の中に作品が点在する景色は、想像以上に綺麗でした。
深い緑の中に作品の鮮やかな色が見え隠れする景色も、遠くから見ているだけでワク
ワクします。

 

妻有焼き全貌写真.jpgこへび隊の活動は、大地の芸術祭会期中にも参加予定の「公募妻有焼き展」の準備段
階に参加させていただきました。


この展覧会は、芸術祭会期中に「キナーレ」で行われるものです。

今回の活動中、日本全国から妻有の土を使った陶芸作品が集まり、同じ土から様々な
表現をされた作品を目にしました。

目の前にした作品の数々が実際に展示されること考えると、妻有焼き展の開催が

待ち遠しくて仕方ありません。

活動自体では、初めてお会いする方々と一つの作業について考察しあい、より良い方
向へ進めて行く。そんな貴重な体験をすることができました。

合宿中のミーティングでは、大地の芸術祭の新たな活動を発見することができ、一段
と開催が楽しみになります。

初の越後妻有、初のこへび活動。そして説明会から気になっていた妻有焼き。
話を聞くだけでは分からない現地の楽しさは、開催をより一層楽しみにさせてくれま
した。

妻有焼き梱包状態.jpg 

 

妻有焼き開封中.jpg 

                                                                                                     こへび隊  麻生 実紗子

 

             ブログ用画像080623.jpg

 

 

中山城(市ノ沢城)下に忽然と現われた竹矢来(たけやらい)。

 

来訪者の侵入を拒むかのように...「みんなのくさむら」はそこにある。

 

 

はじめまして、今回より芸術祭デビューしました「水沢市ノ沢」集落です。

 

昨年より、当地区で秋祭り等のイベントの手伝い(大助かり!)をしていただいている

 

作家の齋藤氏、黒澤氏と共に作品制作に励んでおります。

 

4月からの綿密な打ち合わせ(?)を重ね、現場制作段階では『そうだっけ~』と

 

なることもしばしば...(笑) イヤイヤ『本質は現場にあり』。

 

小生には、作家さんが集落と一緒に創りあげていく気持ちがひしひしと伝わってきます。

 

あと1か月〔ともにがんばりましょうぞ!!〕

 

 

6月に入ってからは、「こへび隊」より応援をいただき順調に制作は進んでいます。

 

現在、折り返し地点を過ぎたあたりでしょうか...

 

ここで応援していただいたこへびチャン達をニックネーム付きでご紹介。

 

(小生の独断でつけたものです、漢字の誤字も...お許し願いたい)

 

エアーT こと 錦織(にしこおり)さん♀ ※T=ティーチャー

 

スキャニング遠藤 こと 遠藤さん♂

 

セクシャルバイオレット温泉NO1 こと 桑野(くわの)さん♂

 

造形ちゃん こと 松永(まつなが)さん♀

 

フロムさいたま こと 渡辺(わたなべ)さん♀

 

ぷるぷるぷるんB※N こと 高橋(たかはし)さん♀

 

全員、合羽を着てサウナ状態(爆)での塗装作業"おつかれちゃ~ん"(合掌)

 

感謝申し上げます。

 

こへび隊のみなさんも〔ともにがんばりましょうぞ!!〕

 

 

最後に、このブログを通して「作家」「集落」「こへび隊」と情報・ハートの共有化

 

を図り、作品創りにつなげていきたい...これぞまさしく"三本の矢"。

 

またの登場をご期待あれ!(笑)

 

               

 

                     水沢市ノ沢集落事務局 いいづかまさゆき

 

こへび隊の横井です。

芸術祭に関わりだしたばかりなのですが、妻有について話したいことは既に沢山あります。

 

妻有では、ゆったりした時間の中で、予想出来ないような出来事が常に起こり、それもまた東京では有り得ないようなことばかりです。

しかし、それらは心地良く、また妻有に来たい、と思わせてくれる内容ばかりです。

 

私はこの夏、イベントを中心に参加させてもらえますが、他の場所では出来ない、妻有だからこそ出来るイベントを開催するために活動しています。

沢山の人に見てもらいたい内容で、私も今からわくわくしています!

本番が本当に楽しみです!

そして妻有では、現地の人々との交流はもちろんのこと、更に首都圏から来るこへび隊との関わりもとても楽しく充実した時間になっています。

 

実際、妻有に行くまでは芸術祭のかたちも見えていなく、妻有のことも正直ほとんど知らなかったのですが、行くと本当に素敵な魅力が発見でき、素敵な時間を過ごせます。

芸術祭を見るだけの側ではなく、参加出来て嬉しく思っています。夏に向けて、頑張っていきます!

 

こへび  横井理子

皆さんこんにちは。棚田バンクでお世話になった竹中です。

10日ほど前に室野の空中田植えの様子を見に行ったのでどうなっているか、

どうぞご覧ください。

 

空中_0008.JPGのサムネール画像 空中_0009.JPGのサムネール画像    

 

 

空中_0015.JPG 

 

写真では分かりにくいかも知れませんが、少しばかり疎らな感じがしました。

でも中にはしっかり根を張り始めたのもありましたよ。

 

空中田植えって何?という人のために簡単に説明すると、苗を放り投げて落ちる力を利用して植えるやり方で、田植えを楽に出来ないかと考えだされたものです。

根を傷つけないので上手くいけば収量も通常の1.2倍。

でも機械が主流のいまこの方法は行われていません。

 

手植_0005.JPGそして、手植えの田んぼはこんな感じです。

もうしっかり根がついて丈夫に育ってます。

 

 

手植_0009.JPG 

そして驚いたのは、2週間たってからも枠のあとがクッキリと見て取れます。

 

では、また皆さん、草刈で会いましょう。

 

こへび  竹中想


 


 

 

 

かわにし.jpg

 

 

6月3日、今年芸術祭に参加されるミュートスさんのワークショップがありました。

元町集落センターで、地元のお母さんたちと作家さんと作業を行いました。

 

絹の端キレをクルクル巻いて布をかぶせて、展示する会場を飾る、かわいらしい人形の顔を

作るのですが、言うは簡単!やってみるとかなり大変!

素材の絹がツルツル滑って、なかなかきれいに巻けません。

コツをつかんだお母さんに教えてもらい何とか完成!!

 

私がこんなに苦労している間に、みなさんはどんどん作業を進めていて、いつのまにか

かわいい顔がたくさんできていてビックリ!皆さんホントに器用です。

 

宿題として残った制作についても持って帰ってくれて、感謝、感謝です。

完成が楽しみです。

 


アートネット川西 あっちゃんでした。

第二回大地の芸術祭の作品として、古民家を利用した、作家中瀬康志さんの作品「儀明劇場

倉」ができてから、私の芸術祭への関わりは始まりました。

 

特に人形浄瑠璃の吉田勘禄さんは、人工物が一切視界に入らないという、この劇場の<環境>

を高く評価して、ここを拠点に活動したいと意欲的です。

 

もともとが古民家であり、年々傷みもすすみ、また、舞台・客席も含めて設備が不十分なため、

利用時にはいろいろと苦労しています。こんなところでも、公演のたびに、大勢の皆様が訪れて

くれるので、苦労した甲斐もあり、張り合いもあります。

 

吉田勘禄さんの熱意にこたえるためにも、農舞台のスタッフの方とともに協力し、

これからも関わり続けていこうと思っています。

 

                    

                                      儀明 小堺正利

こんにちは、こへび隊の杉本です。

 

この頃、新潟は汗ばむ陽気がつづいていますね。

 

今日は、少し前に、種植えをした時のお話をしたいと思います。

  

場所は、こへびがお世話になっている三省小コミュニティ施設。

その日はあいにくの雨模様でしたが、4人で和気あいあいと作業を

しました。

 

植え替えの必要な朝顔やひまわりの種などはプランターに植えまし

たが、

そのままでも大丈夫な花たちはちょっとした花壇を作って、そこに

植えました。

 

ちょっとした花壇とは、

ちょっと歪んでいるけれど、レンガを積み上げて、仕切りを作ると

、立派な花壇です!

 

花たちの一つ一つの名前も表示してありますので、三省小コミュニ

ティ施設にお立ち寄りの際は、ぜひぜひ覗いてみてください。

 

 

三省の花壇.jpgのサムネール画像 

この種たちは、芽を出し、小谷集落の養分たっぷりの元気な土で、

すくすく成長するにちがいありません!!

 

芸術祭が始まるころには、きっと色とりどりの花たちが迎えてくれ

るでしょう!

その頃を楽しみに。

 

こへび隊 杉本 藍

 こへび隊に参加し始めて、この前のこへび合宿で3回目の越後妻有。

 

初めて来た時より、だいぶ気温が上がって暑くなってきた。

移動中、車内から眺める、山の中の木々の間に、ポンっと咲く、ふじの花がきれいだ。

 

日曜日の午後、犬状集落にあるイナゴハビ田んぼの田植え作業を、作家さんの塩澤さんと地元の方と、塩澤さんのお友達の皆さんとしました。

 

田んぼは作品を囲うようにあり、小さな田んぼだったから、8人で1時間ちょっとくらいで田植えは終わりました。

 

田植えをしていると、無我夢中にリズムをとるように、手が動き楽しくてたまらなく好きです。

ふと目先を前に向けると、まだ、おたまじゃくしからカエルになりたての、しっぽをはやしたカエルがスイーっと泳いでいく、これまた可愛くてたまらないです。

 

塩澤さんは、「作品を創っただけじゃもったいない、色んな形、田んぼ作業、の中で地元の人、集落と付き合って行きたい」と、話してくれました。

 

イナゴハビ田んぼは、きっと田植えの時期とともに、稲の育ちと一緒に、変化していく作品なのだなァと感じます。

ぐんぐん、いねがのびて、夏の風にわさわさ、むんむん、ミーンミーンってしてる頃のイナゴハビ田んぼ、楽しそう!

その頃にまた行ってみたいな。

 

三省ハウスも、土日は人が混み合って活気に溢れて来ています。

作家さんも、スタッフの方も、こへびも、じわじわ大地の芸術祭にむけて熱があがってきてるように感じる。

 

きっとこのじわじわは、3年前から燃えてる人もいれば、もっとずっとじわじわしてる人もいたり、最近じわじわ暑くなってる人もいるんだろうな。

 

今回のこへび合宿で、中学生のこへびの子が参加していた。

きっと彼女も、小さい頃から見に来ていた芸術祭に、じわじわと心を熱くしていたんだろうな。

 

 

私もこの夏、じわじわと熱い汗を流します。

 

 

 

 こへび 市川りえ