寺子屋こへび#4 十日町振興局長 藤澤浩一さんのお話

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 こんにちは、この夏からこへびをはじめた高野です。普段は、十日町地域振興局というところで新潟県の仕事をしています。
 大地の芸術祭に参加したきっかけは、3年に一度のお祭を盛り上げようということで局内に立ち上がったチームに参加したことからでした。チームでは職員向けにメルマガを出したりしていたのですが、その取材で作品を回っているときに出会うこへび隊のみなさんの楽しそうな笑顔がなんだか心に残ったので思い切って参加してみたのがこへびのはじまりです。


 さて、先日の11月7日(土)に秋版になってから四回目の「寺子屋こへび」が開かれました。

 「寺子屋こへび」?って思われた方も多いかと思います。
 「寺子屋こへび」はこへび隊のメンバーが芸術祭や越後妻有について理解を深めるために夜な夜な開かれる学びの場です。芸術祭会期中の後半からはじまった寺子屋では、芸術最初期に関わっていた方の登場から始まり、地元でどぶろく特区を申請したり新しい農業にチャレンジし続けていらっしゃる若井明夫さん(NPOの理事長でもあります)、こへびの小野くんが"おにぎりプロジェクト"のひと夏の奮闘を熱く語ってくれたり・・・地元、こへび問わず芸術祭からつながる様々な人々が話し手となっています。


 今回は「この夏の大地の芸術祭を盛り上げたい」と言い出した御本人の新潟十日町地域振興局長の藤澤浩一さんからお話をしていただきました。

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 実は藤澤さん、この夏の芸術祭の全作品を制覇された数少ないお一人なんです。

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(↑これが証拠のお品!!) 

 この夜、藤澤さんは十日町の現状についてまず話されたあと、この夏の作品巡りを通じて感じたことについて思い出とともに話してくれました。

 私達の十日町地域振興局の管内には十日町市と津南町の一市一町、日本でも有数の豪雪地帯としても知られています。(昭和20年には最大積雪深425cmを記録しました)
 面積は762.35k㎡で新潟県全体の6%強、人口は約7万3千人と全県の3%強ですが、高齢化率は県全体の中でも高く、少子高齢化はこの地域にとって大きな課題の一つです。
 また、十日町はかつて着物産業が栄え、「明石ちぢみ」は明治には一大ブームになりました。(当時、竹下夢二がポスターを描いたということでも有名でした)しかし、戦後の西洋化と反比例する形で出荷額が減少してきました。
 現在は「魚沼コシヒカリ」や「きのこ」などの農業とそれに関連した食品製造がメインになりつつあります。
 このことから、地域の課題は ①交流人口の拡大、②ポスト繊維産業の育成と食品製造業の高付加価値化であると考えており、大地の芸術祭も、その解決に力を発揮していますとのお話でした。

 お話の中で印象的だったのは『10年続いた「大地の芸術祭」によって集落の方々が様々な人達と出会い、交流し、自分達が今まで守ってきたことに対しての誇りと笑顔を取り戻してくれている』、そして『「大地の芸術祭」が失われた「人と人」、「人と地域」、「人と自然」とのつながりを蘇らせ、この里山に希望を灯してくれた。』と話されたことでした。
 
 もちろん、芸術祭にはまだまだ課題もありますし、集落においても実際には過疎化は進行していますが、藤澤さんのお話を聞いていたら、再び芽生えた「つながり」をより強くそしてより大きくすることで課題を克服できるのではないかと思いました。

 最後に芸術祭の作品を全制覇した人のみが応募できる抽選があったのですが、藤澤さんはハズレてしまったと残念そうにお話されていました。
 ちなみに、応募した人にはもれなく松之山温泉の湯ノ花7日分がもらえたそうです。
 これからの寒い時期には重宝しそうですね。

 松之山の薬湯につかればインフルエンザも吹き飛びそうです!


 それから越後妻有で忘れていけないのが「お蕎麦」です。
十日町の「布海苔そば」をはじめ地域ごとに特徴のあるつなぎを使ったお蕎麦が楽しめます。宣伝になりますが、11月21日、22日は十日町キナーレで「地そば祭り」と題して地域のお蕎麦屋さんが多数参加するイベントがあります。
 「讃岐のうどん」の次は「越後のそば」なんていかがでしょうか。 
 ぜひ、一度食べに来てみてください。

新潟県十日町地域振興局ホームページはこちら

・・・・・・・
次回の「寺子屋こへび」
11月22日(日) 「座談会:越後妻有と農業の未来(予定)」
司会:森 繁哉(舞踏家・東北芸術工科大学教授)
パネリスト:妻有農業者(調整中)
* いずれも時間は20時から、場所は三省ハウスです。
どなたでもご参加いただけます。直接、三省ハウスへいらしてください。

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murakami akira : 2009年11月19日 21:59

はじめまして
今年の秋に芸術祭に訪れたものです。

初めて来た土地なのに、地域の方たちは優しく、
自然豊かで、お米が美味しい…
また、おじいちゃんおばあちゃんが元気がいい。

嬉しそうに「よく来たな」「茶でも飲んで行きな」って
近所の知り合いのように声をかけてくれました。

少しだけ地域の方と話していると、
「この芸術祭を通じて、いままで地区同士のかかわりが
あまりなかったけど芸術祭を通じてコミュニケーションを
とるようになったり、若い人達との会話も増えたんだよ」と
嬉しそうに話していました。

また、廃校になった学校を修復し
新たにアート作品や宿泊場所として生まれ変わらせる
という発想にビックリしました。
さまざまな人達の思い出が詰まった学校…
再び灯をともし、さまざまな人たちが訪れる。
卒業生ではないのだけれど、どこか懐かしく、落ち着く場所でした。

この芸術祭は
都会の美術館では、けして味わえないような、
大自然と融合した美術館なんだな…と感じました。
本当に来てよかったと思っています。

今回、3泊お世話になった
「三省ハウス」さん、飛田さん、
また地域の方々、こへび隊の方、ありがとうございました。

また、遊びに行きます

それでは失礼します。


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