2010年5月アーカイブ

皆さんこんにちは!
2009年の夏からこへび隊の活動に参加しています女子美大生の塚田です。
今回は随分と日数があいてしまいましたが、先日行われたサポーター会議についてご報告します!
長いですが、最後までおつきあい下さい。

議題にあげられた項目は
 ① 年間スケジュールを立てて、こへびの活動の全体像を誰でも把握できるようにしよう 
 ② 現地に行くだけではなく、東京でこへびが活躍できる場を作ろう
 ③ いまどんな動きがあるのか、気軽に・日常的に交流し、情報交換できる場所がほしい
 ④ ネット回線・スカイプなどのツールによって、勉強会・寺子屋こへびなどを現地にいなくとも見れるような仕組みづくり
また、フラム先生から、こへびのあり方についてのお話もありました。

こういった議題の中から白熱(?)した議論がかわされました。

① 年間スケジュール
要望としてあげられたのがまず
「先の見通しが立っていたほうが参加する側も動きやすい」
「積極的に現地でどういった活動がいつあるのかの情報がほしい」という声でした。
いつ頃なにをやる、という年間スケジュールが事前に分かっていると活動しに行くこへび側としても参加しやすいです。という意見です。
たとえば田植えがある、という情報が早くに分かれば
「やってみたい!」という人は勿論
「これなら自分の得意分野を活かせるかも。友達巻き込んで行くぞ!」
といったようにその道に詳しいこへびが参加する機会にもなるよね、といった話でした。

② 東京で活躍できる場を!
現地に行かなくても東京でできることはなにかないだろうか。という意見から話が発展していきました。
今回の会議、私以外皆さん社会人の方だった事もあり、多くの方が「頻繁には現地へ行けない」といった現状でした。
じゃあ「行けないからしょうがない」か、というとそこで話は終わらなくて。
「いや、現地で動くだけが全てじゃない! 東京で出来ることだってある筈だ!」
とここに行き着いた訳です。
皆さん社会に出て仕事をしているわけで、それぞれスキルを持たれています。
広報のスキルを持たれている方が多かったこともあり
・ メーリングリストの有効活用
・ Twitterを利用しての広報活動
こういったものを用いての情報発信とか、東京にいても出来るのではないか。
他にもどんなことが出来るかを今後開拓していこう! という形に着地しました。
また、社会人の関り方として
・ 会議にしてもこのまま月曜の夜7時からでいいのか。
・ 車に関しても金曜夜と土曜朝、どっちがいいのか。
といった話も挙がり、今後の大きな課題として「東京で出来ること」「現地への関り方」となりました。

③ 情報交換を出来る場作り
②の項目内容と重複する点がいくつかありますが、ここでは次の様な意見が挙がりました。
・ 会議を月一じゃなく隔週にしたらどうか
・ 定例会議のカチッとした空気が発言しにくいかも
・ 自由に意見交換を出来るスペースがあればいいんじゃないか
・ 月曜だと行きにくいから、土日で話し合う場を設けられないか
といったものです。
こういった所に先ほどのメーリングリストやTwitterなどの活用があげられます。
また、この観点からの発展も今回の会議で挙がった課題のひとつではないかと思います。

④ Webツールを用いて現地の生情報を届けよう
金土日の三日間で構成される合宿の中で、一番時間を有効に使えるのが土曜日の夜。
その時間の過ごし方として、勉強会「寺子屋こへび」が行われているのは読者の皆さんご存知かと思われます。
興味深いお話がたくさん聞ける寺子屋こへびですが、現状、唯一問題があるとすれば、「現地でしか聞くことが出来ない」ことです。
「お話が聞けなくて悔しい思いを何度したことか!」
そう思っているのはきっと一人ふたりではないはず。
そこで、この勉強会をWeb配信することは出来ないだろうか、という話になりました。
Ustreamやスカイプを通して配信できないか、という案から、機材はなんとかなりそうとの声が!
この仕組みを整理して行き、ゆくゆくは自宅で参加できなかった回の勉強会の様子を見れるよう調整していきましょうとの事でした。

最後にこへび隊の活動、あり方についてのお話がフラム先生よりありました。
・ こへび隊の活動の前提は「手伝う」「支える」という点にある。
・ 具体的な目標・軸に対してそこに主体的に応え、動いていくものである。
・ 10年間で築き上げてきた「こへび」という存在の信頼がこれからを動かしていく武器になる。
といったようなお話がありまして、現状を考えさせられるお話でした。
見知らぬ土地での人と人の関わりや繋がり、そこから生まれる影響力。
そういったものの再確認が出来たのではないかと感じました。


以上、全体を通して感じたのが、今回参加者の層もあり、社会人のこへびの関り方がひとつ大きなテーマだったように思います。
私は、そういった点では学生という身軽に動けるポジションにいるわけですが、その分特化したスキルは持っていないわけで...。
「自分がこへびとして出来ることって何だろう、何の力になれる?」と、随分考えさせられる会議でした。

今回挙がったさまざまな課題・疑問・意見を次回の会議でまた白熱した議論の中で解決していけたらと思います。
いろんな人の意見・考えが飛び交うサポーター会議、是非足ご一緒に討論しましょう!


こへび隊 塚田 瞳

次回サポーター会議は6月21日(月)夜7時30分〜行います。(開始時間をいつもより30分遅らせました)
ぜひ、ご参加下さい!

 こんにちははじめまして!今年から秋山郷「かたくりの宿」の管理の仕事をさせていただくことになりました渡邊泰成です。
 少し私の自己紹介をさせて頂きます。ここ最近の3年間は海外で暮らしていました。2年半はスペインのバルセロナに、半年はインドのリシケシというところに住んでいました。基本的に昔から美術の作品を作っていまして、制作して展覧会をしてというような生活をしていました。又それ以外の日本にいる期間は、長野県の山小屋で働いていました。だから現代のニュースにかなり疎いです。皆様色々教えてください。
 趣味は,三点倒立と瞑想と登山。自然と子供が大好きです。

 こんにちは、渡邊真紀です。私も同じく、ここ3年間はスペイン、インド、山小屋の生活をしていました。この前、たまたまネパールでヒマラヤにトレッキングに行った時の写真と秋山郷の写真を比べてみたら、同じような美しさだったんです。やっぱり日本の自然もあのヒマラヤと同じくらいの美しさがあると、改めて実感しました。その自然の中で、自分たちも生活させてもらっているという気持ちで、自然とうまく調和できるような宿をめざして頑張って行きたいと思っています。

 ここでオープンからのことを綴りたいと思います。

 5月15日に今年の「かたくりの宿」はオープンしました。
オープン前日まで天気が悪く、オープンの日も悪いかなと思っていましたが、最高の天気になり、いいスタートをきれたと思います。
 オープンしてまもなく17日からNHKの「ふだん着の温泉」という番組の取材がありました。私たちがいる、この「かたくりの宿」は廃校を改築し、そこに温泉をひいた少し珍しい宿です。その為、ディレクターの方が、昔から注目していたらしく、回今回の取材といった運びになりました。3日間泊まり込みで、撮影をされたのですが、NHKの番組の作り方はすごい、と思わされました。10分の番組らしい(私は見たことがありません)のですが、色々なカットをかなりの時間を掛けて撮っていました。私自身,初めて番組の撮影というものみさせてもらい、かなり貴重な体験でした。
 因に初回放送日は6月5日。再放送も何回かあるらしいです。くわしくはこちらで見れます。
 ぜひ、見てください!宜しくお願いします。

 そんなこんなで今年の「かたくりの宿」はスタートしました。私達自身まだまだ勉強することがたくさんですが、こんな機会を頂いた事にいつも感謝して、素敵な宿にできるよう夫婦で頑張っていきたいと思っています。皆様是非遊びに来て下さい!お待ちしています。

かたくりの宿 ホームページはこちら

●撮影の様子
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こへび隊の近藤です。
黎の家 ゴールデンウィークスペシャルレストランのレポートの続きです。
(前編はこちら

夢のようなファンタスティックな料理という名の作品を展開してくれた幻のレストラン「黎の家」まるで別次元に迷い込んだような数日間でした。

ここで紹介されたお料理について少し綴ってみます。
一皿目の「サラダ」は山菜を使っているのにどうして独特の苦みがないんだろうと不思議に思った方も多いのでは。
実はフキノトウの香りをオイルに抽出して材料にしていたからだそうです。そのフキノトウの香り成分フキノリドは胃腸の働きを助けます。シェフいわく山菜をハーブのように扱ったとのこと。雪のように白く冷えたグラタンの上を覆っているのは彩り豊かなオーガニックエディブルフラワー、食べられる花です。(花を食べるなんてロマンティック)野菜などにも劣らないほどのビタミンやミネラルが含まれています。大地、雪、花と見立てた三層のこのサラダは見た目は花籠のように美しく、おいしくて身体にもやさしいサラダなんですよ。

ニ皿目の「津南ポークと春野菜のラグー」はフワッとした食感で煮込んだほどに深みがあり、ソフトな口当たりでボリュームもありお腹が膨らみます。

そしてスイーツの「雪下人参のロールケーキ」は現地特産の雪下人参が効いています。この人参は冬の間雪下でじっと過ごしているのです。そのために栄養が蓄えられ糖度が増し、春には甘い人参となるのです。(なんだか想像するだけで愛おしくなってきます)豊富にある雪(といったら地元の人に怒られるかな)をうまく生かした方法ですね。生で食べてもおいしいですが、スイーツの素材にもぴったり。雪下人参はデトックス効果のあるアスパラギン酸やコラーゲンを作る原料となるグリシン、皮膚の潤いを保つ助けをするセリンなどのアミノ酸の含有量がふつうの人参と比べて多いのが特徴だそうです。

これらのお料理は運ばれてくると思わず顔がほころび、にんまりとしてしまうお客様も多かったのではないでしょうか。卵形のサラダの上蓋を開けた瞬間の表情を見るのがとても楽しみだったのは私だけではなかったはず。

こへび隊 近藤美恵子


●親子でケーキを食べに来てくれました
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こんにちは。
こへび隊の近藤美恵子です。
ゴールデンウィークはずっと妻有で、作品開館のサポートなどをしています。
ゴールデンウィークもあと2日!

今回、私は「黎の家」のお手伝いに行ってきました。
松之山を舞台に佇んでいるこの家は古民家を生かしてそのまま住めるように作られている素敵な作品です。
只今ゴールデンウィーク限定でスペシャルレストランを運営しています。(5/1~4まで)
この幻のレストランも今日まで(今日はカフェのみ)なので、速報でレポートします。

ここで登場する料理はとてもファンタスティックです。
フラワーアレンジメントのようであり、絵画のようである「サラダ」と「雪下にんじんのロールケーキ」は雪解けの大地から春の訪れを告げる山菜が芽を吹き出し、彩り豊かな花々が咲きはじめる.....そんな新潟の里山風景からインスピレーションを得てできたものだそうです。

ここで働く岡山からやってきた3人組のスタッフは最強メンバーです。
何が最強かって.....それはコミュニケーション能力がすば抜けて高いのです。
車輪が止まらぬようさりげなく皆でフォーローしあうチームワークがすごいのです。

それではまた続きは後ほど。

黎の家ゴールデンウィークスペシャルレストランについてはこちら

●ゴールデンウィークスペシャルレストランのスタッフ、地元の方、こへび隊の面々です
 (後列右端がシェフ)
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こんにちは!
こへびの米山です。2009年夏からこへび隊として妻有の活動に参加しています。
今回はこへび合宿の時に開かれた寺子屋こへびについて報告します。

去る4月24日の夜、こへび、スタッフ、地元の方などなどが集う三省ハウス。その"校長室"で夕食後、ささやかに寺子屋こへびが開かれていました。今回の寺子屋こへびはこれから定期的に開催しようとしているこの会の準備段階として、まつだい農舞台の関口さんのお話を聞きました。

寺子屋こへびは、毎回ゲストの方(いろいろな活動をしている地元の方・こへびなどなど)を囲んで、お話を聞き、自由に雑談をし、より妻有のことを知ろうという会です。また、そこから新たな人のつながり、活動が生まれてくればという期待もあります。寺子屋こへびは、三省ハウスに泊まっているお客様など、参加できる方ならだれにでも開かれています。

今回の関口さんのお話は、妻有という土地について、芸術・現代美術について、大地の芸術祭がどのような意図をもってはじめられたのか、これからの芸術祭の課題などなどなど、とても幅広いものでした。パワーポイントも使いながらわかりやすく話してくれる関口さん、参加者の皆さんは真剣にメモを取りますメモメモ。

大地の芸術祭は地域振興事業として企画されたときからひとつのコンセプトがありました。
「人間は自然に内包される」
人間は自然の一部として存在しているということが、ここ妻有では直接に感じることができます。どこまでも稜線を延ばす山々に囲まれ、棚田で農作業をする人々、地元で採れた野菜で作る料理、温泉、雪との戦いである冬の生活...。
このように自然と共同する妻有でも、多くの問題があります。仕事のため、豪雪の苦労ゆえ、都市部への人々の移動があります。土地、家を管理する人が減り、共同体の維持、そして人々をつなぎ、楽しませてきた様々な行事を続けていくことが困難になります。遠い昔から行われてきた伝統が途絶え、人々は土地と自分たちに対する誇りを失ってしまうでしょう。
そこで、妻有に人を集め、人と人とのつながりを取り戻し、妻有、そしてそこにかかわった人たちと、ともに元気になっていこうと大地の芸術祭が始まりました。

地方で起こっている問題は、実は都市で起こっている問題でもあると関口さんのお話にありました。ということは、大地の芸術祭のやろうとしていることは、地方だけではなく都市にとっても何かヒントを与えてくれるものなのではないでしょうか。
人とのつながり、それを強め、目に見えるものにする行事、土地・人に対する誇り...。
それらは地方と都市、どちらにも共通した課題です。妻有での課題を考えることは、他のいろいろな土地を考えることでもあるのでしょう。

最後に、これからの妻有をさらに盛り上げるために何をしようかみんなで考えていこうという流れで会は終了しました。
そのあとも三々五々集まって、それぞれ今後の企画、妻有でやりだいことを話し合ったり、楽しく飲んだり。夜遅くまで三省ハウスの温かな明かりは灯り続けていました。


新たなまつりがまさに始まろうとしています。
妻有で何かやりたい、どんなところか見てみたいという方、これからまたみんなで作って、積み重ねていきます。いっしょにもっともっと楽しい場所をつくっていきましょう。
ぜひ一度あそびに来てくださいね。


●寺子屋こへびの様子
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こへび隊 米山 耕

皆さんこんにちは。
2009年の秋からこへびの活動に参加している中島優子です。

普段は六本木の法律事務所で弁護士の秘書をしています。
全くアートとは関係のない仕事をしていますが
だからこそついつい妻有に足を運んでしまうのかもしれません。

遅ればせながら
4/17(土)、4/18(日)で行われたこへび合宿の様子をお届けいたします。

妻有はもう雪も解け始めたということで
ついに待ちに待った春がやってきた!!

とか思っていたのですが全くそんなことはなく
相変わらず雪もあるしとても寒いのでした。

1日目は雪に埋もれたカバコフの土台探しから始まり
塩田千春さんの空家作品、東川小学校のお掃除をしました。

とりあえずクモの巣、ほこり、虫の死骸がすごいです。
特に塩田さんの作品は毛糸がはりめぐらされているので
ひっかかってるひっかかってる!なぜか落ち葉も。

閉館している期間中でもこうやって地元の方々含め影でメンテナンスしてる人がいて
初めて成り立つ芸術祭だということを改めて実感しました。

そして今回初めてボルタンスキーの『最後の教室』を見学しました。
真っ黒な理科室から発せられる心臓音。
長く続く廊下とガラスの棺桶。
誰もいない校舎の不気味さとあいまって、えもいわれぬ雰囲気でした。

夜は三省でがふきのとうの天麩羅を用意してくれていました。
サクサクしてておいしい!!春の味。

その後は関口さんを講師に、寺子屋こへび。
議題は多岐にわたるので割愛しますが、白熱した議論が交わされました。
いつもの飲み会もいいけどこういうのも楽しいです。

2日目はゴームリー、上新田のお掃除、パッセージ、内田繁作品、ディーコンの雪囲い外し。

春が来るのはいつでしょうか。
萌えるような妻有が楽しみです。