こんにちは!
こへびの米山です。2009年夏からこへび隊として妻有の活動に参加しています。
今回はこへび合宿の時に開かれた寺子屋こへびについて報告します。
去る4月24日の夜、こへび、スタッフ、地元の方などなどが集う三省ハウス。その"校長室"で夕食後、ささやかに寺子屋こへびが開かれていました。今回の寺子屋こへびはこれから定期的に開催しようとしているこの会の準備段階として、まつだい農舞台の関口さんのお話を聞きました。
寺子屋こへびは、毎回ゲストの方(いろいろな活動をしている地元の方・こへびなどなど)を囲んで、お話を聞き、自由に雑談をし、より妻有のことを知ろうという会です。また、そこから新たな人のつながり、活動が生まれてくればという期待もあります。寺子屋こへびは、三省ハウスに泊まっているお客様など、参加できる方ならだれにでも開かれています。
今回の関口さんのお話は、妻有という土地について、芸術・現代美術について、大地の芸術祭がどのような意図をもってはじめられたのか、これからの芸術祭の課題などなどなど、とても幅広いものでした。パワーポイントも使いながらわかりやすく話してくれる関口さん、参加者の皆さんは真剣にメモを取りますメモメモ。
大地の芸術祭は地域振興事業として企画されたときからひとつのコンセプトがありました。
「人間は自然に内包される」
人間は自然の一部として存在しているということが、ここ妻有では直接に感じることができます。どこまでも稜線を延ばす山々に囲まれ、棚田で農作業をする人々、地元で採れた野菜で作る料理、温泉、雪との戦いである冬の生活...。
このように自然と共同する妻有でも、多くの問題があります。仕事のため、豪雪の苦労ゆえ、都市部への人々の移動があります。土地、家を管理する人が減り、共同体の維持、そして人々をつなぎ、楽しませてきた様々な行事を続けていくことが困難になります。遠い昔から行われてきた伝統が途絶え、人々は土地と自分たちに対する誇りを失ってしまうでしょう。
そこで、妻有に人を集め、人と人とのつながりを取り戻し、妻有、そしてそこにかかわった人たちと、ともに元気になっていこうと大地の芸術祭が始まりました。
地方で起こっている問題は、実は都市で起こっている問題でもあると関口さんのお話にありました。ということは、大地の芸術祭のやろうとしていることは、地方だけではなく都市にとっても何かヒントを与えてくれるものなのではないでしょうか。
人とのつながり、それを強め、目に見えるものにする行事、土地・人に対する誇り...。
それらは地方と都市、どちらにも共通した課題です。妻有での課題を考えることは、他のいろいろな土地を考えることでもあるのでしょう。
最後に、これからの妻有をさらに盛り上げるために何をしようかみんなで考えていこうという流れで会は終了しました。
そのあとも三々五々集まって、それぞれ今後の企画、妻有でやりだいことを話し合ったり、楽しく飲んだり。夜遅くまで三省ハウスの温かな明かりは灯り続けていました。
新たなまつりがまさに始まろうとしています。
妻有で何かやりたい、どんなところか見てみたいという方、これからまたみんなで作って、積み重ねていきます。いっしょにもっともっと楽しい場所をつくっていきましょう。
ぜひ一度あそびに来てくださいね。

こへび隊 米山 耕
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