2010年6月アーカイブ

 こんにちは、スタッフの伊藤美紀です。
 2006年夏、「大地の芸術祭」の作品制作をきっかけに、途絶えていたい養蚕を十数年ぶりに復活させた旧松代蓬平集落。今年も約5000の卵が群馬県の養蚕業者より届きました。

 松代・蓬平のヨチさんのご自宅で育てられている、ヨチヨチ歩きの小さな蚕が元気に桑の葉を食べています。まだ1㎝くらいの大きさです。

 先日、蚕たちは1回目の脱皮の準備のため眠りに入りました。
 写真ではわかりづらいですが、みんなが ピンッ と頭を持ち上げて静止している姿がとっても可愛かったです。

 繭の家の隣には昨年、桑畑ができ、集落の老人会の方々が草取りを、男衆が養蚕を、女衆が繭を使った話題のグッズ「マユビト」を作り、繭の家で販売しています。

 7月中旬頃からは、繭の家でも大きく育った蚕が見られる予定です。
 生きた蚕に、そしてそれを支える集落の人々に、ぜひ会いに来てください!

スタッフ 伊藤

蚕たちの様子
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こへび隊のワタナベです。
5月22日(土)、23日(日)の両日におこなわれた「まつだい棚田バンク」の
田植え体験のレポートをお届けします。

まつだい棚田バンクでは、
耕す人のいなくなった棚田のオーナーになってくださる里親の方々と
一緒にお米を作っています。

農作業は地元の方が丁寧に教えてくれます。
長靴や農作業着もそれぞれ300円くらいで借りられるから
はじめての人でも気軽に参加できるんですよ。

さて、田植え体験1日目からレポートします。

お天気にもめぐまれた1日目。
大地の芸術祭の代表作といってもいい
エリヤ・イミリヤ・カバコフ作「棚田」で
田植え体験をしました。

今年の田植え体験では縄植え、
ワク(植える位置の目印をつける道具)を使った手植え、
空中田植えをしました。

縄植えは今年、はじめて導入した植え方です。
昨年まではすべて
ワクを使って手植えを体験していただいていました。
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しかし、ワクを使うには一度、田んぼの水を抜いて水面を浅くして
おかなければいけません。
ところが、今年はカバコフの棚田のいちばん下にメダカがいたため、
「水を深くしたまま田植えをしよう!」
ということになりました。

そこで、地元の方に相談したところ、
水を深くはったままでも田植えのできる縄植えを教えてもらいました。

縄植えは田んぼの両端に縄を張って、それを目安に左右に苗を植え、
一列を植えおわったら、縄を下げて、後ろにさがって
また植えるという方法です。
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やり方を教えてくださったのは松代にお住まいの柳健一さん。
田んぼが大好きだそうで、笑顔で作業をされていたのが印象的でした。

縄植えのあとはワクを使った手植えをして、おやつ。
棚田バンクのおにぎりは
ほおばると、お米がほんのり甘くて
具のフキノトウ味噌のほろ苦さとよく合いました。

そして、最後は空中田植え。
これは去年から実験的にやっている田植え方法です。

空中田植えには
親指大の穴の空いたプラスチックのトレーで育てた
ポット苗という独特の苗を使います。

ポット苗はトレーから引き抜くと
根と土が固まって出てきて
ちょうど羽子板やバトミントンの羽根のようになっています。
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このポット苗を空中に投げて植えるから「空中田植え」。
ポット苗を投げると重みのある土のついた部分から
田んぼにささっていくんです。
放り投げた稲がスポッと田んぼに入る様子がなんともおもしろい。

空中田植えはうまくいくと普通の田植え法で育てるより2割くらい多くお米がとれます。

つづいて2日目。
この日はあいにくの雨でしたが、
芸術祭オリジナルグッズの笠をかぶって仲良く作業をしました。

この日も、縄植えとワクを使った手植え、空中田植えをしました。

2日目のおやつの時間には
地元の方が棚田の脇に生えていたウドをとってきてくれたりもして
みんなで試食会になりました。


私は昨年から「まつだい棚田バンク」のお手伝いをするようになりました。
毎回、地元の方々に教わりながら農作業の難しさと楽しさを実感しています。
里親のみなさんや地元の方々、こへび隊のみんなや
事務局の人たちとも仲良くなって
一緒に働きながら、とても満たされた気持ちになります。

カバコフの棚田は農舞台の里山食堂からも
よく見える田んぼです。
空中田植えをした田んぼ(農舞台の手前)も
ほくほく線の車窓から見えますよ。

妻有にいらしたら、稲の成長も見守ってくださいね。

まつだい棚田バンクについて、詳しくはこちら

こへび隊:渡部鮎美

皆さんこんにちは。こへび新聞を担当しております中島優子と米山耕です。

さて7/7(水)の創刊にむけて、5/22(土)、5/23(日)と2つのインタビューに行ってきました。

1つめの取材は、今年開館10周年の「夢の家」へ編集委員の三人で伺いました。

「夢の家」へ行くまえに、長くこの作品の担当をされていたスタッフの飛田さんに作品の歴史をお話ししていただき、他の空家作品よりも早く開館した"元祖空家作品"である「夢の家」を支えてきた人々の10年の歴史を聞くことができました。そのうえでどんなインタビューにしようかと構想を練りました。

(画像:事前打ち合わせの様子↓)
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午後から「夢の家」へ行ってインタビューを行いました。インタビューを受けてくださったのは、「夢の家」の管理をしてくださっている、上湯集落のえみこさん、まさこさん、さちこさんの三人です。
インタビューなど初めてだったので不安でしたが、忙しい中集まってくださった管理人のお母さんがたと、お茶飲み会のような雰囲気で(コーヒーをいただきました)、様々なお話を伺うことができました。

3人揃うのはなかなかないとのことで最初はパワフルなマシンガントークに押されがちでしたがwなんとかこちらのペースに。

10年という長い年月の中で様々な想いを抱えながらも
大切に育てられてきたんだな〜と思えるインタビューでした。


(画像:お母さん達にロールケーキをいただいて嬉しそうな編集長↓)
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2つめのインタビューは脱皮する家の元住人の牧田さん。

当初インタビューをする予定は全くなく、たまたま前日に
「自分の愛着のある家が空き家になって作品になるってどんな気持ちなんだろう〜」
という話をしていたら運命的なタイミングで元住人の方が泊まりに来ていると聞き急遽、突撃インタビュー!

本当に良いお話が聞けて大地の芸術祭に携われて良かったなと改めて感じました。

今回の2つのインタビューはある意味芸術祭の二面性をそのまま表しているように思います。
良い部分だけではなく、ネガティブな部分も含めてどちらも芸術祭と人生を共にしている人の真の声です。それをうまく紙面で伝えられるように頑張ります!

さてさて、どんなお話が聞けたたのか、どんな記事になるのか、7月7日発刊のこへび新聞をおたのしみに!皆さん是非読んでください!


こへび隊 中島優子 米山耕