こへび隊のワタナベです。
5月22日(土)、23日(日)の両日におこなわれた「まつだい棚田バンク」の
田植え体験のレポートをお届けします。
まつだい棚田バンクでは、
耕す人のいなくなった棚田のオーナーになってくださる里親の方々と
一緒にお米を作っています。
農作業は地元の方が丁寧に教えてくれます。
長靴や農作業着もそれぞれ300円くらいで借りられるから
はじめての人でも気軽に参加できるんですよ。
さて、田植え体験1日目からレポートします。
お天気にもめぐまれた1日目。
大地の芸術祭の代表作といってもいい
エリヤ・イミリヤ・カバコフ作「棚田」で
田植え体験をしました。
今年の田植え体験では縄植え、
ワク(植える位置の目印をつける道具)を使った手植え、
空中田植えをしました。
縄植えは今年、はじめて導入した植え方です。
昨年まではすべて
ワクを使って手植えを体験していただいていました。

しかし、ワクを使うには一度、田んぼの水を抜いて水面を浅くして
おかなければいけません。
ところが、今年はカバコフの棚田のいちばん下にメダカがいたため、
「水を深くしたまま田植えをしよう!」
ということになりました。
そこで、地元の方に相談したところ、
水を深くはったままでも田植えのできる縄植えを教えてもらいました。
縄植えは田んぼの両端に縄を張って、それを目安に左右に苗を植え、
一列を植えおわったら、縄を下げて、後ろにさがって
また植えるという方法です。

やり方を教えてくださったのは松代にお住まいの柳健一さん。
田んぼが大好きだそうで、笑顔で作業をされていたのが印象的でした。
縄植えのあとはワクを使った手植えをして、おやつ。
棚田バンクのおにぎりは
ほおばると、お米がほんのり甘くて
具のフキノトウ味噌のほろ苦さとよく合いました。
そして、最後は空中田植え。
これは去年から実験的にやっている田植え方法です。
空中田植えには
親指大の穴の空いたプラスチックのトレーで育てた
ポット苗という独特の苗を使います。
ポット苗はトレーから引き抜くと
根と土が固まって出てきて
ちょうど羽子板やバトミントンの羽根のようになっています。
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このポット苗を空中に投げて植えるから「空中田植え」。
ポット苗を投げると重みのある土のついた部分から
田んぼにささっていくんです。
放り投げた稲がスポッと田んぼに入る様子がなんともおもしろい。
空中田植えはうまくいくと普通の田植え法で育てるより2割くらい多くお米がとれます。
つづいて2日目。
この日はあいにくの雨でしたが、
芸術祭オリジナルグッズの笠をかぶって仲良く作業をしました。
この日も、縄植えとワクを使った手植え、空中田植えをしました。
2日目のおやつの時間には
地元の方が棚田の脇に生えていたウドをとってきてくれたりもして
みんなで試食会になりました。
私は昨年から「まつだい棚田バンク」のお手伝いをするようになりました。
毎回、地元の方々に教わりながら農作業の難しさと楽しさを実感しています。
里親のみなさんや地元の方々、こへび隊のみんなや
事務局の人たちとも仲良くなって
一緒に働きながら、とても満たされた気持ちになります。
カバコフの棚田は農舞台の里山食堂からも
よく見える田んぼです。
空中田植えをした田んぼ(農舞台の手前)も
ほくほく線の車窓から見えますよ。
妻有にいらしたら、稲の成長も見守ってくださいね。
まつだい棚田バンクについて、詳しくはこちら
こへび隊:渡部鮎美
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