スタッフの山田です。
残暑がとても厳しいですね。
越後妻有も日中はまだまだ暑いですが、風は秋のような涼しさで、日陰に入れば
すーっと汗が引いていきます。
そして、朝晩はすっかり秋の風。本当に涼しいです。
そのため、日中との気温差が少しずつ大きくなってきました。
今日、かたくりの宿のある秋山郷をお客さんといっしょにトレッキングしてきました。
秋山郷は新潟県・津南町と長野県にまたがる秘境です。
江戸時代に鈴木牧之(すずきぼくし)が秋山郷を旅をして、「秋山紀行」を記し、民俗学的にも注目されているところです。
今日は津南町役場職員でもある石澤憲一郎さんにかたくりの宿周辺をご案内して頂きました。
津南町の市街地は28度あったのが、標高の高い秋山郷は23度だそうで、すでに5度も涼しい!

まず行ったのは風穴。自然のクーラーです。
少し上がったところにあるのですが、付近に近づいただけで冷気が漂ってきました。
そして、近寄ってみると・・・かなり冷たい冷気が出続けています。あまりの冷たさにびっくり!
秋山郷では、この冷気を囲うようにハウスや倉庫をつくり、自然の冷蔵庫として今も活用しています。
そのあと向かったのは、見倉の大栃。
山道を登っていきます。石澤さん曰く、「たいして歩かないよ」
途中植物などの説明を聞きながら、途中へとへとになりつつ、下から約20分で到着。
立派な栃の大木に出会います。

次に辿り着くのは現在4軒の集落、見倉集落へ。
鈴木牧之が旅した当時も3軒の小さな集落だった見倉はまるで、日本むかしばなしに
出てくるような世界!素朴な家と、畑。
本当にただ、それだけ。ですが、実に感動します。
畑には野菜のほか、そばなども植えられていて、ほぼ自給自足。
淡々とした営みを感じることができます。

そして、車で移動をして、かたくりの宿から歩いても行くことができる見倉橋へ。
この橋は、映画"ゆれる"の重要なシーンで使われていることから有名で、今日も多くの方が訪れていました。
一方、かつては、現在かたくりの宿になっている結東小学校へこどもたちが通ってくる通学路だった橋なのです。
ゆらゆらと揺れる橋の上で、昔はこどもたちがキャッキャはしゃぎながら、学校へ通っていたのかな・・・と
思いを馳せるのでした。(写真はかたくりの宿HPより)

最後は、石垣田へ。
標高が高い(550-700m)ため、稲作には不向きな土地ですが、過去数回飢饉に襲われてきた
秋山郷では、ごろごろと転がる石を積み上げ、田んぼを作ってきました。
人々が大変な苦労して作り上げてきたこの石垣田の風景は、どこかの遺跡にたどり着いたかのようです。
しかし、ここも高齢化のため、休耕田が少しずつ増えてきています。

約3時間で以上のコースをまわってきました。
途中、トレッキングしている中津小学校の皆さんともお会いしました。
ゆっくりとトレッキングしながら、多くの植物を見ました。
そして、それらはこれもあれも食べられる!と石澤さんに教えていただく。
本当に豊かな土地であることが分かります。
秋山郷は奥地にありますが、奥地だからこそ独特の文化、生活があり、それらを体験することができます。
石澤さん、ガイドありがとうございました!
もうすぐ夏が終わり、あっという間に秋がやってきます。
秋には紅葉。秋山郷の紅葉は少し早く10月中旬ごろから始まります。
今、緑いっぱいの風景もいつしかモザイク模様のように、赤・オレンジの彩りが広がります。
次のトレッキングは、その紅葉の中を予定しています。
季節ごとに全く異なる表情をみせてくれる秋山郷。秋が楽しみです。
かたくりの宿はこちら
スタッフ 山田
コメントする