こどもサマーキャンプ活動レポート その2

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☆こどもサマーキャンプ後編のレポートです☆

 

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この日は、松之山も朝からどしゃ降り。子どもたちはキョロロへお出かけの予定でしたが、

無理してキョロロへ行くのは危険と判断。三省ハウスで過ごすことに。

里山探検や川遊びを楽しみにしていた子どもたちには、本当にかわいそうでしたが、

みんなの安全を最優先しました。

 

しかし、3日間も三省ハウスで過ごす子どもたち。キョロロも行けず、川遊びもダメ、

小沢さんも来られない。

いったいどうやって過ごそうか、と思い悩んでいるとき、となりの集落で土砂崩れが起き、

住民が三省ハウスに避難するとの連絡が入りました。

 

そそそそれは一大事。急遽、避難した方が過ごすスペースを体育館に設置。

子どもたちはどこで過ごせばいいの!?

 

もうこうなったら、みんなで考えるしかない。

子どもたち自身に過ごし方を考えてもらう時間をつくりました。

子どもたちにも状況を説明し、参加者の中学生2名にリードしてもらって

「小2〜中2までのみんなが全員で楽しく遊べる方法」を、みんなで話し合いました。

その結果、賛成多数で「ドッヂボール」に決定。

「でも、避難の人がきたときに、ドッヂボールしていたら迷惑だよ」とリーダー。

「そのときにはなにをするかも考えておこうよ」

というわけで、集落の方々が避難されて来たときは、ボールはやめて

「宝探し」に切り替えようというところまで、子どもたち自身が決めてくれました。

 

 

08_遊びを考えよう.JPG

 

 

さて、このとき、十日町から動けなくなっていた小沢剛さんは、

プログラムがなくなった子どもたちを支援する方法を、懸命に考えてくれました。

小沢さんの「かまぼこ倉庫」チームである、アーティストの深澤孝史さんが、

豪雨の影響を免れて三省ハウスに到着していたため、小沢さんがプラン提案、

深澤さんが実行部隊となって、子どもたちにワークショップをしてくれることに。

 

深澤さんが編み出してくれたのは、「三省ハウスを巨大双六にしよう!」という遊び。

みんな体育館に集合して、画用紙にスゴロクのマスを考えます。最初のうち、

子どもたちは「5マス戻る」「一回やすみ」「スタートへもどる」など、

スゴロクらしいマスを考えていましたが、深澤さんはそれを見てひとこと。

「スゴロクからちょっと離れてみよう。

『自分が幸せだなぁ〜』と思うことを自由に描いてみて!」

すると・・・

 

 

09_すごろく.JPG

 

 

「わらう」「○○さんから100円もらう」「川へ行きたかったね!」「ナルシスト」

「たのしんごのモノマネをする」「愛してるよー! と大声で叫ぶ」

「食堂のお母さんの似顔絵を描く」「その場に倒れて頭の位置までススム」

「すきな人の名前を言う」「いつかキョロロへ行ってみよう!」

などなど、不思議な命令、たのしい指示、ナゾのメッセージがいっぱい出ました。

それを1階・2階の廊下じゅうに貼って巨大な「三省ハウスゴロク」が完成。

 

 

10_すごろく.JPG

 

さあ、ひとりずつ自分のサイコロを転がしてスゴロクにチャレンジ。

どんなマスに止まっても、子どもたちはちゃんとマスの命令に従います。

2階から大きな声で「あいしているよー!」という叫び声が聞こえたり、

「えっ、ちかくの人とハグ? そんなことできない!」と立ち止まって動けなくなる子も。

「バドミントン連続20回」のマスなのに、「バトミントンがない〜」と涙を流す子のため、

スタッフは慌ててバドミントンを探します。

近くの子に内緒バナシで好きな誰かの名前をささやく姿、廊下で一生懸命フラフープを回すおチビさん。

「『10回休み』ってどうすればいいのー?」という声。

「スタートへ戻るが出たー!」と走ってくる男の子。

三省ハウスが、にぎやかで楽しい雰囲気に包まれました。

 

 

11_すごろく.JPG

 

次のワークショップは、数種類の紙袋で自分の衣装をつくる、題して「ふくろの国へようこそ!」。大きな取っ手付きの袋はジャケット用、小さめの袋は帽子、

バケット用の細長い紙袋は手袋か靴にします。ハサミは一切つかわずに、

手でちぎったり、握ったり、折ったり、ガムテープで貼付けたりしながら、

かたちをつくっていきます。

ハカマと刀をつくって和装になる子、ベストとブーツで探検家のような装いの子、

リボンやバッグなど小道具をつくる子、全員同じ素材をつかっているのに、

ほんとうに個性的で素敵な衣装ができあがりました。

 

 

12_衣装づくり.JPG

 

雨のため、楽しみにしていたキョロロも、川遊びも中止になっちゃったけど、

子どもたちは柔軟な発想で、素晴らしい遊びを生み出していきました。

みんなほんとにスゴイな!

そして、この夜、東京を出てから約27時間後、小沢さんがようやく三省ハウスに到着。

 

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こどもサマーキャンプ最終日。

子どもたちが帰る日になってようやく晴れ、気持ちのいい朝。小谷の神社までお出かけして、

集落のみなさんと一緒に朝のラジオ体操を行ないました。

地元の方に案内人になってもらい、朝の集落を散歩。

霧に霞む森のなかは雨上がりの濃い緑がまぶしいくらい。

見晴らしのいい場所まで歩いて遠くに見える山々を眺めました。

 

サマーキャンプは昼頃終了する予定でしたが、交通状況の問題があり、

10時にはバスに乗って帰途につくことになりました。

せっかく小沢さんがきてくれたので、最後のプログラムは小沢さんのワークショップ。

「せっかくみんなに会いにきたのに、この34日のこと、ぼくはなにも知らないんだ。

みんながやったこと、楽しかったことを、ぼくに教えて!」と小沢さん。

サマーキャンプで楽しかったことを絵手紙に描いてもらいました。

絵の具やクレヨンをつかって、思い出の場面を再現します。

この絵手紙は、サマーキャンプ終了後、お手紙としてみんなのおうちへ送りました。

 

 

13_小沢さんWS.JPG

 

14_絵手紙.jpgのサムネール画像

 

 

最後まで予定通りにならないことだらけで、ドタバタでしたが、全員無事に、

とっても元気に、笑顔で手を振ってバスに乗って行きました。

なんとか無事に終わってよかったぁ・・・。

とホッとするものの、子どもたちの声がなくなった三省ハウスは、少し寂しい。

たとえ短いあいだでも、学校に子どもたちの声がにぎやかに響くのは、やっぱりいいものだなぁ、

とつくづく思った34日でした。

 

15_集合写真.JPG

 

 

 

こへび隊 江口奈緒

 

 

 

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