絵本と木の実の美術館 企画展「少年からみた魚と、魚からみた少女」夏秋版

開催概要

宙を舞うような鉄による新作品

絵本と木の実の美術館の空間絵本は、7年をかけ育ててきた野外のビオトープを舞台に、新たな作品「いのちのケハイ」を表現した場所として踊りだします。来年開催される「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」では、ビオトープエリアに宙を舞うような軽やかな鉄作品が展開されます。その内、2点の作品を館内で先行公開します。

鉄の新作は、作品「脱皮する家」でお馴染みの作家・鞍掛純一さん(日本大学芸術学部教授)の全面協力によって製作されています。


新作絵本の原画を初公開

『とわちゃんとシナイモツゴのトトくん』(2021年7月発売 ひだまり舎)

7月2日に発売した新作絵本『とわちゃんとシナイモツゴのトトくん』。予約販売は200冊におよびご好評をいただいております。この絵本の原画がついに登場です。名場面を7点展示します。

『とわちゃんとシナイモツゴのトトくん』
真冬の池の中で見た、シナイモツゴの夢。魚の目から見た池の中や川の流れと、その外に生きる「にんげん」の女の子。新しい切り口で「いのちのケハイ」を描く、田島征三の最新作!

 

展示予定の原画

この物語の登場人物のとわちゃんによる朗読を、YouTubeで公開しています。ぜひ、ご覧ください。


話題の絵本『つかまえた』の習作・原画を引き続き公開

今年、ENEOS児童文化賞を受賞した田島征三の話題の一冊『つかまえた』は、春に引き続き習作と原画を公開します。

『つかまえた』
夏のある日、川の浅瀬に大きな魚がいるのを見つけた。水の中で懸命にのばした指が魚にふれると、ぼくは無我夢中でそれをつかまえた。幼少期の実体験を元に描かれ、2020年に話題となった一冊。(偕成社)


田島征三が描く「すべての生きものに生きる力を与えられる美術館」

2014年夏に休耕田を活用し、泥んこになって作ったビオトープ。池の中央には集落の男性たちが集めた丸太が土台になった、8の字型の「鉢の島」が浮かびます。小川を通る山の地下水は、ビオトープの池に流れ込み、田んぼをめぐって谷の下を通る鉢沢川へ流れています。

今年のビオトープの様子(奥が池、手前が田んぼ、その手前に小川が流れる)

あれから8年目を迎え、生活や農業の近代化により一度姿を消した生きものたちがビオトープに帰還し、多くの水生生物が暮らすようになりました。種類は30種を超え、里山特有の希少な生きものが制作しています。絶滅危惧種のシナイモツゴもその一種。集落内のため池調査で保護しビオトープに放流後、今では毎年赤ちゃんを産み繁殖しています。

定期的な生きものの観察会に加え、専門家による水質調査や集落内の生物調査も継続中です。里山の豊かさや、守るべき生きものたちのことを、田島征三のアート作品として絵本と木の実の美術館から発信していきます。

絵本の主人公として登場するシナイモツゴ。(池の状態によって見られない場合もあります)

絵本と木の実の美術館では、「ビオトープセルフガイド2021」を来館者に配布しています。これを片手にビオトープを巡ると、色々な発見があります。生きもの好きな方でも、そうでない方でも、このセルフガイドをもってビオトープエリアを楽しみましょう!

大地の芸術祭公式Webマガジン「美術は大地から」で、田島征三の野外に展開する空間絵本について紹介しています。


鉢のかぼちゃアイス~好評発売中~

鉢のお母さんが育てたかぼちゃから誕生した「鉢のかぼちゃアイス」。一口また一口味わうたびに、優しいかぼちゃの味が深みを増して楽しめます。暑くなり、来館するお客様にご好評いただいています。


鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館

山と山に囲まれた場所に鉢という集落があります。その中心にある小学校は廃校になり、集落の人々と絵本作家・田島征三によって小さな美術館になりました。カラッポになった校舎を舞台に、最後の在校生と学校に住みつくオバケたちとの物語が、絵本『学校はカラッポにならない』となり、その物語が校舎いっぱいに広がります。体験型の“空間絵本”美術館として、訪れる人を楽しませています。みんなの笑い声を食べるトペラトト、夢をぺしゃんこにするドラドラバン。学校にひそむたくさんのオバケたちに会いにきませんか?

Photo by Ishizuka Gentaro

開催概要

日時 2021年7月22日(木祝)~10月31日(日)
休館日:水・木
※8月7日~15日は無休
※予定していた7月14日(水)~24日(土)の臨時休館はありません
場所

鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館

料金 一般800円、小中300円 幼児無料
備考

 

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