越後妻有の冬 2026

開催概要

今年も越後妻有の冬がやってくる!
夏には想像もつかない豪雪地となる越後妻有。雪深い地域だからこそ生まれる景色や食文化、そしてアートを「越後妻有の冬 2026」として一挙にお楽しみいただけます。越後妻有の冬の文化をリサーチした企画展や、雪そのものを気軽に楽しめるアクティビティ、保存食の知恵を活かした御膳を味わえる「雪見御膳」など、冬しか体感することのできない越後妻有にぜひお越しください。(各企画展の詳細は追ってご案内いたします)

※荒天の場合は公開休止となる可能性があります
※自家用車でご来場の際は、四輪駆動車かつスタッドレスタイヤが必須となります。細心の注意を払って走行ください

【会期】
2026/1/24(土)~3/8(日)※祝日を除く火水定休
※施設・作品により公開日・公開時間が異なります

【開催地】
越後妻有地域(新潟県十日町市、津南町) 760㎢

【主催】
大地の芸術祭実行委員会、NPO法人越後妻有里山協働機構、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁

<目次>
1、「越後妻有の冬 2026」共通チケット
2、作品・企画展・イベント
3、巡り方(ツアー、モデルコース)
4、ランチ
5、宿泊


1、「越後妻有の冬 2026」共通チケット

「越後妻有の冬 2026」をお得に楽しめる共通チケットを駆使して、冬の越後妻有とアートをお楽しみください。チケット特典には、芸術祭施設だけでなく、温泉施設の明石の湯や十日町市博物館もございますので芸術祭作品巡りとあわせてぜひご活用ください。

【料金】一般2,000円、小中学生800円
※各施設の個別鑑賞券もあり
※共通チケットでの入館は1回まで。2回目の入館は半額

【販売場所】
・現地>芸術祭施設、作品受付など詳細販売場所はこちら
・オンライン>asoview!

【共通チケットで入館可能な施設】
越後妻有里山現代美術館 MonET、まつだい「農舞台」、まつだい郷土資料館、最後の教室、光の館、奴奈川キャンパス、アケヤマ -秋山郷立大赤沢小学校-

【共通チケット提示|芸術祭作品割引】※共通チケットだけではご利用いただけません。
・清津峡渓谷トンネル:一般500円引き、小中学生50円引き ※1回のみ
・越後松之山「森の学校」キョロロ:入館料300円引き ※1回のみ

【共通チケット提示|連携施設特典】
十日町市博物館:常設展入館料100円引き(1回限り) ※原則月曜定休
・明石の湯:一般、小中学生ともに100円引き(何回でも)

※画像は昨年の共通チケットです


2、作品・企画展・イベント

■越後妻有里山現代美術館 MonET

屋外企画展

夏秋の企画展「こたえは風に吹かれている」を手がけたBankART1929が再びディレクションする冬の企画展。会期中にはワークショップも実施します。※詳細は順次公開を予定しております。

【企画監修】BankART1929
【日時】2026/1/24(土)~3/8(日)10:00-17:00(16:30最終入場)
【料金】無料(回廊のみ)
【ライトアップ】1、2月は20:00まで、3/1(日)以降21:00まで


越後妻有 MonET 連続企画展Vol.9 倉知朋之介

日常生活のなかで脈略なく発生する「可笑しさ」と、それを生じさせる事物の振る舞いに着目し、自らが主演・演出を手がけた映像インスタレーションを制作している作家・倉知朋之介による企画展を開催します。

【ゲストキュレーター】保坂健二朗/岐阜県立美術館ディレクター(館長)
【日時】2026/1/24(土)~3/22(日)※祝日を除く火水定休
【料金】一般1,200円/小中600円、または「越後妻有の冬 2026」共通チケット
※料金には、越後妻有里山現代美術館 MonET常設展示と企画展示鑑賞料含む。
※3/9以降は、「越後妻有の冬 2026」共通チケットはご利用いただけません。

越後妻有里山現代美術館 MonET
【開館】10:00-17:00(最終入館16:30)※祝日をのぞく火水定休
【料金】一般1,200円/小中600円、または「越後妻有の冬 2026」共通チケット
※料金には、越後妻有里山現代美術館 MonET常設展示と企画展示鑑賞料含む
※回廊作品は鑑賞無料

Photo Nakamura Osamu


■まつだい「農舞台」フィールドミュージアム

フィールドミュージアム企画展:狩野哲郎「山に沈む、谷に浮く」

昨夏~秋にかけて公開していた「あいまいな地図/明確なテリトリー」を、さらに雪という自然のテリトリーが広がる冬に展開させる試み。ワークショップでは既存の作品を雪から保護する囲い(雪囲い)をつけ、降雪後にその「雪に埋もれる作品」の一部を掘り出し、新たに設置する「雪に浮かぶ作品」をともに鑑賞します。作家は、”日常的な視野ではともすれば見落としがちな何かに目を向け、考えるための「わな」のようなもの”として、本作を圧倒的な雪の中で展開します。植物、動物、人間それぞれの「縄張」が一時的に顕在化される様は、ここでしか見ることのできない体験となるでしょう。

画像はイメージです

【日時】2/21(土)~3/8(日)の土日祝 10:00-16:00 ※荒天の場合は中止
【料金】冬のフィールドミュージアム券:一般1,200円/小中600円、または「越後妻有の冬 2025」共通チケット
※冬のフィールドミュージアム券には、まつだい「農舞台」、まつだい郷土資料館の入館料を含む
【ワークショップ】「作品を掘り出すワークショップ」2/21(土)、28(土)開催 ※要予約、荒天の場合は中止


郷土資料館企画展:田中望「季節をとじる、恵みをひらく」

春に取った山菜を乾燥させたり、秋に取ったきのこを瓶づめにするなど、越後妻有で親しまれてきた保存食は、畑や田んぼから作物を収穫できない冬に大事に食べられ、豪雪地の食を豊に彩っていました。作家は今では作り手も少なくなってきた保存食をテーマに地域のリサーチを行い、暮らし、生業を軸とした季節のつながりや多様性をひもとく展示を公開します。土日祝限定で館内で楽しめる囲炉裏体験では、企画展で紹介する保存食の試食もお楽しみいただけます。

画像はイメージです

【日時】1/25(日)~3/22(日)10:00-16:00 ※祝日を除く火水定休
【料金】「越後妻有の冬 2025」共通チケット、または冬のフィールドミュージアム券:一般1,200円/小中600円、または個別鑑賞料一般400円、小中学生200円
※冬のフィールドミュージアム券には、まつだい「農舞台」、まつだい郷土資料館の入館料を含む
※3/9以降は、「越後妻有の冬 2026」共通チケットはご利用いただけません。

まつだい郷土資料館
【開館】10:00-17:00(最終入館16:30)※祝日をのぞく火水定休
【料金】一般400円/小中200円、または「越後妻有の冬 2026」共通チケット、または冬のフィールドミュージアム券
・会期中の土日祝は、囲炉裏でお餅体験を開催(体験料:500円)


里山雪の遊園地

降雪期フィールドミュージアムは真っ白な雪に覆われます。 道さえなくなって、春~秋の姿からは想像もできないフィールドミュージアムで、季節限定のアート、地域体験、スノーアクティビティをお楽しみください。

雪上アクティビティ、イベントの様子
Photo Yanagi Ayumi(右上)、Photo Nakamura Osamu(右下)

里山雪の遊園地
スノーチューブ、バナナボート、雪板、ソリ、お餅焼き体験など
【日時】2/21(土)~3/8(日)の土日祝 10:00-16:00 ※荒天の場合は中止

冬の里山を楽しむ日
冬の集落行事「小正月」や、かんじきを履いて松代城を目指すイベントを開催。
【日時】
●どんど焼き体験(餅つき、どんど焼き):2/22 (日)10:30-12:30 ※要予約、荒天の場合は中止
●松代城をめざしてかんじき歩き:3/8(日)13:00-15:30 ※要予約、荒天の場合は中止

まつだい「農舞台」
【開館】10:00-17:00(最終入館16:30)※祝日をのぞく火水定休
【料金】一般600円/小中300円、または「越後妻有の冬 2026」共通チケット、または冬のフィールドミュージアム券


■奴奈川キャンパス

大村雪乃企画展「Wunschloses Unglück (幸せではないが、もういい)」

文房具用の丸シールを用いて作品をつくる作家・大村雪乃による企画展を開催。越後妻有と東京の夜景を描いた作品の展示します。あわせて館内では、越後妻有をモチーフにした丸シールワークショップをいつでもお楽しみいただけます。

大村雪乃《六甲山-夏》2023

【日時】1/24(土)~3/8(日)10:00-16:00 土日祝のみ公開
【料金】「越後妻有の冬 2025」共通チケット、または一般800円/小中学生400円
【ワークショップ】1枚800円/所要時間30分

雪上グラウンド

校庭の雪上グラウンドで巨大福笑いや的あてなど、普段はできないような雪遊びを気軽に楽しもう!

Photo Nakamura Osamu

【日時】1/24(土)~3/8(日)10:00-16:00 土日祝のみ開催 ※荒天の場合は中止

奴奈川キャンパス
【時間】10:00-16:00 土日祝のみ開館
【料金】一般800円/小中400円、または「越後妻有の冬 2025」共通チケット

Photo Kanemoto Rintaro


■アケヤマ -秋山郷立大赤沢小学校-

シンポジウム「都市と山、共に生きる方法を考える」

芸術人類学者の石倉敏明氏をお招きしシンポジウムを開催。石倉氏は秋田公立美術大学で教鞭をとりながら、山の信仰や芸術人類学の研究を行なっています。今回は豪雪の秋山郷に実際に足を踏み入れてもらい、秋山の山の信仰の意味と芸術との関わりをお話しいただきます。

ゲスト:石倉敏明(芸術人類学者)

【登壇者】基調講演:石倉敏明(芸術人類学者)、シンポジウム登壇者:石倉敏明(人類学者)、深澤孝史(アケヤマ監修)、永沢碧衣(アケヤマ参加作家)
【日時】2/28(土)14:00-16:00
【料金】1,000円(共通チケット提示で800円)※別途入館料として共通チケットか個別鑑賞券800円が必要
【ツアー】シンポジウムに参加する日帰り&宿泊ツアーも運行予定
※ご予約は決まり次第ご案内いたします

アケヤマ -秋山郷立大赤沢小学校-
【開館】10:00-15:00 土日祝のみ開館
【料金】一般800円/小中400円、または「越後妻有の冬 2026」共通チケット
※荒天の場合、臨時休館の可能性あり
※集落内は融雪のため道路に流水があります。長靴を履いてご来場ください

photo Kanemoto Rintaro


■十日町雪まつり連携企画

2/20(金)~22(日)で開催される十日町雪まつりのメイン会場(十日町市立西小学校)にて、大地の芸術祭連携企画を開催。奴奈川キャンパスで企画展を公開する大村雪乃による巨大な丸シールワークショップと作品をお楽しみいただけます。


その他の公開作品・施設

《最後の教室》
【休館日】12~3月は祝日を除く平日
【時間】10:00-16:00
【料金】一般800円/小中400円、または「越後妻有の冬 2026」共通チケット

photo T.Kuratani

《越後松之山「森の学校」キョロロ》
【休館日】火水定休(祝日の場合は開館し、翌平日を休館)
【時間】9:00-16:00(最終入館15:30)
【料金】高校生以上600円(「越後妻有の冬 2026」共通チケットで300円引き)
【企画展】~3/8(日)「美人林ものがたり‐里山の美しきブナの森の秘密‐」

《光の館》
【休館日】2月まで火水定休 ※臨時休館日:2/24-3/31
【時間】11:30~15:00(最終入館14:30)
【料金】中学生以上800円/小学生400円、または「越後妻有の冬 2026」共通チケット

Photo Nakamura Osamu

2月24日(火) ~ 3月31日(火) 

《Tunnel of Light》(清津峡渓谷トンネル)
【休坑日】無休(降雪状況により臨時休坑)
※臨時休坑の場合も共通チケット割引特典の払い戻し等はございません。
【時間】2月まで9:00~16:00(最終入坑15:30)、3月以降8:30~17:00(最終入坑16:30)
【料金】一般1,000円、小中400円(「越後妻有の冬 2026」共通チケットで入坑料一般500円割引、小中50円割引)

Phoro Nakamura Osamu


FC越後妻有のイベント情報

FC越後妻有の体操教室

Photo Nakamura Osamu

「FC越後妻有」が、身体が本来持っている運動機能の再生につながるストレッチを行います。「株式会社R-body project」のメソッドを学んだFC越後妻有の選手と一緒に楽しく身体を動かしましょう。

【会場・日時】
奴奈川キャンパス:1/18(日)、2/15(日)9:00-10:00
明石の湯:2/1(日)10:00-11:00
まつだい郷土資料館:3/1(日)10:00-11:00
【料金】500円/回(税込)
※未就学児無料
※まつだい棚田バンクFCコース会員さまは何度でも無料


2、巡り方(オフィシャルツアー)


■冬のエチゴツマリコース [まんぷく雪見御膳便]

越後妻有の厳しくも美しい雪と、冬限定のアート作品を楽しむ日帰りバスツアー。昼食は雪国の知恵と文化が詰まった越冬料理をお楽しみいただけます。日程により「雪見御膳」(昼食)で立ち寄る集落が変わります。集落のお母さんたちが腕を振るう料理やあたたかいおもてなしをご堪能ください。宿泊ツアーも運行予定です。

Photo Nakamura Osamu

【日程】1/24(土)~2/7(土)の毎週土曜日、2/14(土)~3月7日(土)の毎週土日
【料金】一般(高校生以上)15,000円、小中学生12,000円、幼児3,000円(バス代、昼食代、ガイド代、作品鑑賞料「越後妻有の冬 2026」共通チケット、消費税含む)

■豪雪の秘境秋山郷コース [日帰り便/かたくりの宿に泊まる1泊2日便]

個人では来訪のハードルが高い真冬の秋山郷へ。ダイナミックな渓谷美を楽しめる清津峡渓谷トンネルと、人間が生きるために必要な術を山から学ぶをコンセプトにつくられた《アケヤマ -秋山郷立大赤沢小学校-》に立ち寄るコース。昼食は地元の食材で心も体も温まる料理をかたくりの宿にてご提供します。厳冬の秋山郷でしか出会えない、凛とした美しさと静けさを体感してみませんか? 廃校を改修した温泉宿かたくりの宿に滞在する1泊2日便もおすすめです。

Photo Kanemoto Rintaro

【日程】1/24(土)~3/8(日)の毎週土日祝(2/11、2/28、3/1 は除く)
※1泊2日便は毎週土+祝前日出発のみ
【料金】日帰り10,000円(ガイドなし、要別途作品鑑賞料)、1泊2日便33,000円(ガイドなし、要別途作品鑑賞料)


3、ランチ


■越後まつだい里山食堂

「越後妻有の冬 2026」会期中の土日祝は、ビュッフェにチーズフォンデュが仲間入り。あつあつのチーズに冬野菜やパンを絡めてお楽しみください。

Photo Yanagi Ayumi

【営業】10:00~17:00(L.O.16:30)/ランチ11:00~15:00 (L.O.14:00)火水定休
【料金(税込)】[平日]里山ごはん1,500円、里山カレー1,500円
[土日祝]里山ビュッフェ 大人2,000円 小学生1,000円 幼児500円

■明石の湯

越後妻有を中心に活動していたバングラデシュカレーのお店「チャドカン」カレーが、今年の12/4(木)よりお楽しみいただけます。 寒い時期に身体の内側から温かくなれる、本格的なスパイスカレーをぜひお召し上がりください。

【販売】1/24(土)~ 2月末(祝日を除く火水定休)
【営業】明石の湯の営業時間に準ずる(食事のみの利用も可)
~2/28(土):11:00~20:00(祝日を除く火水定休 ※最終受付 19:30)
3/1(日)以降:11:00~21:00(祝日を除く火水定休 ※最終受付 20:30)
※詳細は順次公開を予定しております。


4、宿泊


■かたくりの宿 

豪雪の秘境秋山郷
かつて国から義務教育を免除されるほどの豪雪地、秘境・秋山郷。廃校を和室にリノベーションし暖かい空間の宿泊施設。お食事はもちろん、温泉で心も体も温まります。豪雪の秘境を体験する特別なひとときをお楽しみください。

■三省ハウス

築70年の木造校舎をリノベーションしたドミトリータイプの宿泊施設。雪で校舎が包まれた冬も10名以上でご宿泊いただけます。

開催概要

日時 2026/1/24(土)~3/8(日)※祝日を除く火水定休
※作品によって公開日時が異なります
場所
  • 越後妻有里山現代美術館 MonET
  • まつだい「農舞台」
  • まつだい郷土資料館
  • 奴奈川キャンパス(土日祝のみ開館)
  • 最後の教室(土日祝のみ開館)
  • アケヤマ -秋山郷立大赤沢小学校-(土日祝のみ開館)
  • 光の館
  • 越後松之山「森の学校」キョロロ【割引特典】
  • 清津峡渓谷トンネル【割引特典】
料金 「越後妻有の冬 2026」共通チケット:一般2,000円、小中800円
※各施設の個別鑑賞券もあり

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