

撮影:海老江重光
部屋の中心に置かれた黒い箱は、土を焼いた、陶器製。銅と鉄を使った釉薬を全面にかけて、1260度の炎で焼き上げたのち、もう一度最後に低温(600度)で銅を焼き付け、銅を酸化、腐食させ黒色にする。厚さは約4cm、中は空洞だがその重さは400kgにもなる。大きなやきものは、壷や甕のように均等に膨張と収縮ができる形が多いが、これは長方体で破損せずに焼けたことは稀である。膨大に吸収した熱量ゆえに生まれた、膨らみや反りが一つの見どころ。また、床と壁に塗られた土は、もぐらの館の周辺で採ってきたもの。陶芸家として20年以上も土を触れていることから、土の活かし方、殺し方を体得した人ならではの、左官職人とは異なる生の土の空間が生まれた。
撮影・編集:今井善昭(T232)
日本
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作品番号
T259
制作年
2012
時間
10:00-17:30
エリア
十日町
集落
漉野・旧東下組小学校
マップコード
140368698*43
住所または詳しい場所
もぐらの館(新潟県十日町市東下組1368)内