Tunnel of Light

作品一覧へ戻る

作品について

越後妻有を代表する名所のひとつ、清津峡渓谷トンネルのエントランス施設(新築)と、トンネル施設を改修。全長750mのトンネルを外界から遮断された潜水艦に見立て、外を望む潜望鏡として途中の見晴らし所と、終点のパノラマステーションで作品を展開する。自然の「5大要素」(木、土、金属、火、水)を利用しながら、建築的な空間とアーティスティックな雰囲気をつくりだし、この歴史あるトンネルを変容させた。人間と自然の関係をあらためて考え、地元の人々、来訪者双方を土地の圧倒的な美しさに再びつなげることを企図している。

[ペリスコープ(潜望鏡)](木)
エントランス施設内には、1 階に受付とカフェ、2 階に足湯が誕生する。湯に浸りながら上を見やれば、丸く開いた潜望鏡から自然の景色が差し込む。潜望鏡は、窓か穴か鏡か。我々に何を問うのだろう。

[色の表出] (土)
異なる色の光をトンネルの展望台毎に展開。空間の活気を〝色の表出″としてとらえ、ミステリアスな音楽と組み合わせることで、微細だがダイナミックな環境をつくりだし、トンネルを歩く人たちに未知なるものへの好奇心をかきたてる。

[見えない泡] (金属)
第2展望台には、異世界から降りてきたような、カプセル状の構造がトンネルのシルエットを柔らかに映し出し、周囲の風景を反射する。トイレの渓谷に向った壁は透明である。外の窓はメタル上のフィルムで覆われているので、内部からしか見えないようになっており、パブリックとプライベートの観念の遊びを試みている。そこは、静かな逃避所、孤独な場所、パブリックな場にいながら、親密な場所でもあるのだ。誰も自分たちのことを見ていないと思っている時に、人はどう反応するのか――そんなことを考えながら、沈思黙考できる理想的な一角である。

[しずく] (火)
‘露のしずく’が第3展望台の湾曲した壁に散りばめられた。 “しずく”は、不確かな窓のように、反射する開口部の連なりである。 自然環境を映しこみながら、現実を投射し、また、水の分子のように超現実的に見える泡が、天井や壁から宙に落ち、時間のなかで凍結する。火のような赤いバックライトで照らされた凸面鏡を覗き込むと、 自然とのもうひとつのつながり――ミステリアスでありながら、あたたかな――を体験することができる。

[ライトケーブ(光の洞窟)] (水)
終点には、清津峡の景観を反転して映す「水盤鏡」の幻想的な眺めが待っている。半鏡面仕上げのステンレススチールがトンネルをなぞり、傑出した岩の形、目に鮮やかな緑、秘蔵の大地から湧き出る青緑色の水を、閉じられた空間に引き込む。洞窟に映し出される渓谷のイメージは水の上にも投射され、自然の無限のイリュージョン(幻影)が生み出される。

アーティスト

作品の周辺地図

黒い点をクリックまたはタップすると作品詳細を確認できます

アクセスの集中状況によってはマップ表示が困難な場合があります

現在公開中

  • 作品番号

    N079

  • 制作年

    2018

  • 時間

    8:30 ー17:00(最終受付16:30)

  • 料金

    一般600円、小中300円芸術祭・四季プログラム会期中は作品鑑賞パスポートまたは共通チケットを購入ください

  • エリア

    中里

  • マップコード

    253195487*37

  • 作品の公開期間

    冬季休業 1/15~3/31(年末年始は営業)※冬季休業は降雪状況により異なるため、詳細は公式HP

  • 住所または詳しい場所

    清津峡渓谷トンネル(新潟県十日町市小出癸2126)

  • Googleマップで見る  >

作品所属エリア