作品について

(こもる壺・はじける壺)薪の窯で焼き締められた信楽の壺は、口が裂けたり、えぐれたり……。作者の澤清嗣は、山から掘ってきた、長石や珪石などが混じった粗い土を使ってロクロで成形したあと、あえて壺の口を引き裂いたり、ちぎったり、捻り上げたりする。果ては、焼成中に棒で突き破ることもある。土がもつ、それを素材としたやきものがもつ、プリミティヴなエネルギーが豪快にほとばしる作品群である。(風呂)湯船は、澤が壺などに使っている信楽の山土に、別の細かい土を混ぜて成形し、これにふだんは決して用いない緑釉を掛けて焼成した。「大っきいうえ、肉厚やろ。乾燥に、丸まる1ヵ月はかかったでぇ。もう間に合わん思うたわ」と、設営に駆けつけた澤が胸をなでおろした。床と腰周りのタイル代わりには、信楽の登窯で繰り返し、繰り返し、何度となく焔をあびた棚板が使われた。澤は、その棚板をもう一度、自らの登窯で焼成した。この渋い、複雑なる窯変とのコントラストの妙を表現した、そらまめ形と色の湯船には、「ワッ、このお風呂に入ってみたい!」という喚声が絶えなかった。

アーティスト

澤清嗣

日本

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現在非公開

  • 作品番号

    T121

  • 制作年

    2006

  • 料金

    500円

  • エリア

    十日町

  • 集落

    願入

  • マップコード

    140429062*58

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