キョロロのTin-Kin-Pin —音の泉

雨、雪、雪融け、水を貯えるブナ林…。松之山に息づく自然の営みから生まれる湧き水が、この音を創り出しています。Tin、Kin、Pin…水滴が、渦巻き状にスリットが入ったサウンド・オブジェのさまざまな箇所に当たって発音し、2度と繰り返されることのない響きが、多彩に変化してゆきます。湧き水が即興の奏者となって、偶然のリズムや音の連なりが生まれるのです。あるときは豊饒に、あるときは沈黙して——。そして、湧き水はこのインスタレーションを通過して、下流の棚田へと戻り、再び土地を潤します。塔を辿り、湧き水のさまざまな音に出遇いながら、この地の環境に想いをめぐらせてほしいと願っています。

庄野泰子

日本

作品近辺

現在公開中

  • 制作年

    2003

  • エリア

    松之山

  • 集落

    キョロロ