1964年韓国Yongwol生まれ。1999年ヴェネチア・ビエンナーレ、2007-8年カルティエ現代美術財団など、アジアを代表する現代アーティストとして国際的に活躍。彼女の作品は、世界の終わりを描いた映画に登場する機械と人間が融合したようなサイボーグ、キラキラと輝きながらも崩壊しそうな建築・都市模型など、多様な素材や技法を駆使した立体作品で知られる。その背景には、軍事政権下の中で弾圧を受け「この不条理な世界に抵抗したい」という思いがあった。近年はブルーノ・タウトやウラジーミル・タトリンらが参照された作品を数多く制作している。日本では2012森美術館個展、2013愛知トリエンナーレ等に参加。
撮影:Kim Jae Won. Courtesy Studio