北川フラム塾は、地域芸術祭の背景を学んでいくプログラムです。
前回の「北川フラム塾 地域芸術祭のつくられ方」(2020年8月~2021年8月)では、「大地の芸術祭」を軸に、農・食・アート・地域づくりプロジェクトに関する勉強会と、現地での作品制作や田植え等のワークショップを開催いたしました。
今回の「北川フラム塾 芸術祭を横断的に学ぶ」は、芸術祭に関する様々な分野の専門家にお話を聞くとともに、「大地の芸術祭」だけでなく他の地域の芸術祭(「瀬戸内国際芸術祭」や「奥能登国際芸術祭」など)に関する取り組みも紹介していきます。
2月のフラム塾では、大地の芸術祭から生まれたプロジェクト「まつだい棚田バンク」に関わる、株式会社マイファーム浪越隆雅さんをゲストにお迎えします。越後妻有の美しい棚田、おいしいお米が生み出される背景には中山間地域と呼ばれる条件不利地域における農業の厳しさがあります。
「まつだい棚田バンク」はそのような状況の中、地域の棚田や農業を大地の芸術祭のネットワークを活用して継続する実験的な試みとして2003年に始まり、今年で20年目を迎えます。
20年の間に「棚田バンク」の耕作する棚田の面積、支えてくださる会員の皆さんの数、そして地域の状況も変化してきました。フラム塾では棚田バンクの20年間の変化を、データで見る日本の農業の状況とあわせて学び、プロジェクトの今後の役割や、日本の地域活性の在り方等についても検討します。
●浪越隆雅
1984年 香川県生まれ
2011年 株式会社マイファーム入社
2016年 株式会社マイファーム専務取締役就任農業サービス・農業教育・地域活性事業等を展開するマイファームの各事業の立ち上げに寄与し、その経験を活かしながら国内外の企業や行政を対象とした農業アドバイザリー業務に幅広く携わる。
●株式会社マイファーム
株式会社マイファームは「自産自消」のできる社会を目指して、体験農園や農業学校の運営、農産物の清算、流通販売事業等に取り組む農業ベンチャー。今年度から大地の芸術祭の農業プロジェクト「まつだい棚田バンク」と連携し、 新しいアイディアの創出やプロジェクトのブラッシュアップを一緒に行っています。
[開催場所]
・会場参加:アートフロントギャラリー/東京都渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラスA棟
・Zoom参加:お申し込み後リンクを送付致します。
※現地参加には人数制限がございます。あらかじめご了承頂けますと幸いです。
[参加費]
・会場参加:2,500円
・Zoom参加:2,000円
*各回イベント終了後の1週間限定で見逃し配信をご覧いただけます。
[通年参加の定額プラン]【NEW】:年会費22,000円
毎月1回、年12回のイベント(毎月第2月曜日に開催予定、ゲストの都合で変更あり)にご参加いただくことができ、お好きなタイミングにアーカイブ動画をご覧いただけます。
※会場参加は、通し参加者優先の先着とします。
[過去回ゲスト]
・第1回 南条嘉毅(アーティスト) 、川村清志(国立歴史民俗博物館)
・第2回 平田オリザ(劇作家・演出家)
・第3回 木奥惠三(カメラマン)
・第4回 木内俊克、砂山太一(建築家)
・第5回 田尾陽一、矢野淳、佐藤研吾(福島県飯舘村での活動に注力する方々)
・第6回 吉見俊哉(社会学者、東京大学大学院情報学環教授)
・第7回 福田敏也(「奥能登国際芸術祭」コミュニケーションディレクター)
・第8回 坂茂(建築家)
・第9回 川俣正(美術家)
・第10回 鴻池朋子(アーティスト)
・第11回 加治屋健司、粟田大輔(中原佑介『社会のなかの美術』編者)
・第12回 モデレーター:北川フラム
・第13回 玄田有史(東京大学社会科学研究所 教授)
・第14回 田中泯(ダンサー)
・第15回 津田大介(アクティビスト)
日時 | 2023年2月24日19:00~21:00(会場18:45) |
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場所 |
アートフロントギャラリー(代官山/zoom参加可) |
料金 | ・会場参加:2,500円 ・Zoom参加:2,000円 ・通年参加:22,000円(定額プラン制) |