ギャラリー湯山企画展 石川雷太『進化・革命・幻想』

開催概要

ニヒリズムに耐えられなかった私たち人間は、壊れた本能の補完物として、多くの「怪物」を生み落としてきた。今、私たちが望んだ「美しい世界」は実現されたのだろうか? 「怪物」は我が物顔に振る舞い、世界の至る所で愚かしい戦争や争いが現在も続いている。この展覧会は、個人の立場から、辺境から、アートを回路として行われるささやかな蜂起だ。〈未来〉を照らし出すための、物質と言葉と環境によるインスタレーションをギャラリー湯山にて公開。

企画展最終日に石川雷太が主宰する、ノイズ・パフォーマンス・ユニット「Erehwon」が演奏を行う。

企画展イベント 「Erehwon/ノイズパフォーマンス」
6/25(日)13:30~14:30 

「Erehwon」
石川雷太が主宰する、ノイズ・パフォーマンス・ユニット。昼間光城(メタルパーカッション、エレクトロ二クス担当)とともに1997年より活動。鉄板や工業用スプリングなど金属廃材の打撃音・摩擦音のライブ・ミックスによる演奏を行う。インダストリアル・エイジの「光」と「影」が映し込まれたそのサウンドは、現代に生きる我々にとって最もリアルで最も基礎的な、潜在的なBGMだといえる。

photo Nakamura Osamu

photo Nakamura Osamu

photo Nakamura Osamu

photo Nakamura Osamu

photo Nakamura Osamu

石川雷太(いしかわ らいた)
鉄、ガラス、言葉、ニュース画像、ノイズ音など、多種多様な引用と組み合わせ(サンプ
リング&ミックス)により、物質と人、自然や戦争の問題まで、様々な角度から〈世界〉を
映し出す。1997年よりノイズ・パフォーマン・スユニット「Erehwon」を主宰。「混沌の首」共同主宰。

【出展】
2004 「六本木クロッシング:日本美術の新しい展望2004」森美術館
2004 「フュージョン:日本の建築とデザイン」イスラエル美術館
2014〜2018 「日本アンデパンダン展」国立新美術館
2022 「国際芸術祭BIWAKOビエンナーレ2022」


ギャラリー湯山

世界有数の豪雪地帯越後妻有。その雪をよく知る新潟のアーティスト2人が、2006年に実施した空家プロジェクトの「湯山の家」を常設の「ギャラリー湯山」とし、雪の魅力と可能性に迫る作品を展開。

開催概要

日時 2023年4月29日(土)~6月25日(日)の土日祝
場所

ギャラリー湯山
新潟県十日町市松之山湯山446

料金 共通チケット、もしくはギャラリー湯山個別鑑賞料(一般300円、小中学生150円)
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