北川フラム塾 第33回 磯辺行久の視点から見る越後妻有

開催概要

北川フラム塾は、地域芸術祭の背景を学んでいくプログラムです。

前回の「北川フラム塾 地域芸術祭のつくられ方」(2020年8月~2021年8月)では、「大地の芸術祭」を軸に、農・食・アート・地域づくりプロジェクトに関する勉強会と、現地での作品制作や田植え等のワークショップを開催いたしました。

今回の「北川フラム塾 芸術祭を横断的に学ぶ」は、芸術祭に関する様々な分野の専門家にお話を聞くとともに、「大地の芸術祭」だけでなく他の地域の芸術祭(「瀬戸内国際芸術祭」や「奥能登国際芸術祭」など)に関する取り組みも紹介していきます。


<プログラム>

北川フラム塾-芸術祭を横断的に学ぶ 第33回「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」磯辺行久の視点から見る越後妻有

今回のフラム塾では、7月に開催を控える「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024のみどころを総合ディレクターの北川フラムよりご紹介します。また、大地の芸術祭開催当初から芸術祭の核となる作品を展開してきた磯辺行久さんのこれまでの取り組みや、越後妻有地域をどのようにリサーチしてきたかをお伝えします。

磯辺行久

1935年東京都生まれ。1950年代から版画や木枠の中でワッペン型を反復させたレリーフなどを制作し、60年代に一躍注目を集めた。1965年に渡米。新しい素材を使ったテント構造・吊り構造などの作品を経て、空気を利用した造形に着目。パラシュートと風を使ったフローティング・スカルプチャー、ビニール素材の構造物に空気を満たしたエア・ドームなどを制作。これらをスクリーンとして映像作家とも協働した。また、麻薬更生施設フェニックス・ハウスのイベント「サマー・ハプニング」や第1回アース・デーでは巨大なエア・ドームを設計し、討論やティーチ・イン、バンド演奏などの会場として提供。また、ペンシルバニア大学大学院のイアン・L・マクハーグ氏のもとでエコロジカル・プランニングを学び、地域環境を形成している気象・地質・地形・水・土壌・植物、歴史文化等を資源として位置づけた地域計画を調査・研究。帰国後、本邦のパイオニアとして国・都道府県や地方自治体からの委託でエコロジカル・プランニングの調査研究や環境管理計画・環境計画等の策定に従事。近年はエコロジカル・プランニングと社会・文化人類学(social and cultural anthropology)的方法論に着目したプロジェクトを行っている。

2000年から始まった大地の芸術祭との関わりは深く、信濃川の昔の姿、川の瀬替えや土石流の痕跡、越後妻有の歴史文化と人々との関りを、現地で可視化し伝達する作品などを発表している。


〈詳細/お申し込み〉

[日時]
・2024年7月4日(木)19:00~21:00(18:50開場)

[開催場所]
・会場参加:アートフロントギャラリー/東京都渋谷区猿楽町29-18 ヒルサイドテラスA棟
・Zoom参加:お申し込み後リンクを送付致します。
※現地参加には人数制限がございます。あらかじめご了承頂けますと幸いです。

[参加費]
・会場参加:2,500円
・Zoom参加:2,000円

*各回イベント終了後の1週間限定で見逃し配信をご覧いただけます。
*会場参加は通し参加者優先の先着とし、人数制限がございます。

[通年参加の定額プラン]:年会費22,000円
毎月1回、年12回のイベント(毎月第2月曜日に開催予定、ゲストの都合で変更あり)にご参加いただくことができ、お好きなタイミングにアーカイブ動画をご覧いただけます。
※会場参加は、通し参加者優先の先着とします。

<アーカイブ>

[過去回ゲスト]
・第1回 南条嘉毅(アーティスト) 、川村清志(国立歴史民俗博物館)
・第2回 平田オリザ(劇作家・演出家)
・第3回 木奥惠三(カメラマン)
・第4回 木内俊克、砂山太一(建築家)
・第5回 田尾陽一、矢野淳、佐藤研吾(福島県飯舘村での活動に注力する方々)
・第6回 吉見俊哉(社会学者、東京大学大学院情報学環教授)
・第7回 福田敏也(「奥能登国際芸術祭」コミュニケーションディレクター)
・第8回 坂茂(建築家)
・第9回 川俣正(美術家)
・第10回 鴻池朋子(アーティスト)
・第11回 加治屋健司、粟田大輔(中原佑介『社会のなかの美術』編者)
・第12回 モデレーター:北川フラム
・第13回 玄田有史(東京大学社会科学研究所 教授)
・第14回 田中泯(ダンサー)
・第15回 津田大介(アクティビスト)
・第16回 浪越隆雅(株式会社マイファーム)
・第17回 小野塚知二(東京大学特命教授)
・第18回 椹木野衣(美術評論家)
・第19回 木畑洋一(歴史学者)
・第20回 さわひらき・SIDE CORE(アーティスト)
・第21回 西村幸夫(國學院大學教授・観光まちづくり学部長)
・第22回 佐竹右行(元グラミンユーグレナ CO-CEO)
・第23回 ラグジュアリー・ロジコ[豪華朗機工]、マリア・フェルナンダ・カルドーゾ、弓指寛治(「奥能登国際芸術祭2023」参加アーティスト)
・第24回  モデレーター:北川フラム
・第25回  佐藤悠(アーティスト)
・第26回 深澤孝史(アーティスト)
・第27回 三尾徹(金融専門家)
・第28回 東浩紀(哲学者)
・第29回 梅田哲也、多田淳之介(「内房総アートフェス」参加アーティスト)
・第30回 暮沢剛己(美術評論家)
・第31回 尾花賢一、竹内公太(「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」参加アーティスト)
・第32回 甲斐賢治(せんだいメディアテークアーティスティックディレクター)


過去のフラム塾(第2シーズン)の様子

2021年12月13日木奥惠三

(左)2021年10月11日 南条嘉毅 、川村清志 /(右)2021年11月22日 平田オリザ


過去のフラム塾(第1シーズン)の様子

2020年12月27日小松宏誠作品「Winter Circlet 」清掃・メンテナンスワークショップ

2020年11月1日「オーストラリア・ハウス」秋の会(雪囲い)

2020年10月20日高野ランドスケープを講師に迎えた環境整備ワークショップ

2020年10月3日(土)清水ミュージアムでの川俣正作品制作ワークショップ

2020年9月13日(日)カサグランデ&リンターラ建築事務所作品「ポチョムキン」清掃ワークショップ

2020年8月30日(日) 稲刈り体験ワークショップ

8月22日(土)作家・鞍掛純一との松代城清掃ワークショップ

8月22日(土)作家・鞍掛純一と作品「大地のおくりもの」を彫るワークショップ

7月24日(金)作家・淺井裕介と作品「チョマノモリ」清掃ワークショップ(photo by YONEAYMA Noriko)

開催概要

日時 2024年7月4日(木)19:00~21:00(18:50開場)
場所

アートフロントギャラリー(代官山/zoom参加可)
〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町29−18 ヒルサイドテラスA棟

料金 ・会場参加:2,500円
・Zoom参加:2,000円
・通年参加:22,000円(定額プラン制)

関連イベント

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