本作は、5×5列に配列された25台の既成の譜面台を用いた光のプレゼンテーション装置。1995年にルイジアナ現代美術館(デンマーク)で開催された「JAPAN TODAY」展に出展するために制作され、北欧4か国を巡回したのち、大阪・梅田スカイビル空中庭園にて展示されたインスタレーションである。譜面台の上に設えられた光源とオブジェの明滅により、さまざまな記号に満ち溢れた現代都市の様相を表現する。「様相論的都市の記号場」という副題のついた本作には、都市空間が道路や建物だけでなくさまざまな文字や記号で満たされている状況に対して、そうした記号の生成・消滅が私たちの意識の中に起こっている風景とも言えるのではないか、という意味が込められている。今回は、当時の東京大学生産技術研究所原広司研究室に所属し、作品の制作を担当していた槻橋修、大河内学らの協力のもと、約30年の時を経て作品を復元。会期中は、1995年に制作されたオリジナルプログラム(12分3秒)をもとに、短縮版(5分30秒)としてプログラムが公開された。
協力:槻橋修+神戸大学 槻橋研究室/大河内学+明治大学 大河内研究室、田部井勝彦(MeAM studio)、浪川洪作(tilde)、神戸電子専門学校、原広司+アトリエ・ファイ建築研究所
作品番号 | T461 |
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制作年 | 2024 |
時間 | 10:00-21:00(最終入館30分前) |
料金 | 個別鑑賞券一般400円、小中学生200円もしくは、越後妻有里山現代美術館 MonET入館料 (期間によっては作品鑑賞パスポートや共通チケットを販売) |
休館 | 通年公開(祝日を除く火水定休) |
エリア | 十日町 |
集落 | MonET |
マップコード | 140181258*11 |
公開期間 | 通年公開(祝日を除く火水定休) |
場所 | 新潟県十日町市本町6-1 明石の湯 |