作家が近年、主に取り組む「新聞紙のドローイング」シリーズでは、紙面の大部分は黒鉛によって覆われ、作家が残したわずかな言葉やイメージが微かな光を放ち浮かび上がる。本作は、そういったドローイングを繋ぎ合わせて生まれた巨大なインスタレーション。来場者は17mに渡る作品の前で、時間の概念が成立しない銀河を見ているようでありながら、とても身近な情報も読み込むというアンビバレントな経験をする。「作品は社会が持つ直線的な時間軸を分解し、過去と現在が混在した世界を描きだす。始まりも終わりもない、浮遊する時間が自由に行き来する世界には、残念ながら今も尚、過去と同様の人類の課題が見えてきます」(作家コメント)。
素材:新聞紙、鉛筆 H436 × W1,700cm
作品番号 | T453 |
---|---|
制作年 | 2024 |
時間 | 10:00~17:00(10・11月は16:00まで) |
料金 | [枯木又プロジェクト個別鑑賞料]一般600円、小中学生300円 (期間によっては作品鑑賞パスポートや共通チケットを販売) |
休館 | 祝日を除く火水定休、冬季 |
エリア | 十日町 |
集落 | 東枯木又 |
マップコード | 140162347*13 |
公開期間 | 不定期開館 |
場所 | 新潟県十日町市中条東枯木又(旧枯木又分校) |