本作は作家自身の幼少期の経験が非常に重要なインスピレーションとなっている。言語が未習熟のまま他国に移り住んだ作家にとって、その世界は「無音映画のよう、ただし息苦しくも美しい光景でもあった」と語る。作家は、枯木又の風景を目にした際もその体験に通じる感動が呼び起こされたという。展示会場となった枯木又分校2階では教室と廊下が縄梯子のドローイングで繋がれ、それぞれの教室は漫画のコマ割りの中に入り込んだかのよう。彼女が作品のステートメントの最後に記載したのは「言葉のない物語の中に迷い込めますように」という願い。来場者にとって、幸福な迷子になれる体験をもたらした。
素材:ミクストメディア
作品番号 | T455 |
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制作年 | 2024 |
時間 | 10:00~17:00(10・11月は16:00まで) |
料金 | [枯木又プロジェクト個別鑑賞料]一般600円、小中学生300円 (期間によっては作品鑑賞パスポートや共通チケットを販売) |
休館 | 祝日を除く火水定休、冬季 |
エリア | 十日町 |
集落 | 東枯木又 |
マップコード | 140162347*13 |
公開期間 | 不定期開館 |
場所 | 新潟県十日町市中条東枯木又(旧枯木又分校) |