MAN: ROCK Ⅴ, 2024

公開終了
2025/5/31-11/9(祝日を除く火水定休)

作品情報と地図

作品について

1333年(元弘3年)新田義貞一族の武将により創建されたと伝わる高靇神社。祭神は豊玉姫で、明治以後高靇神を加え1929年(昭和4年)に十二社を合祀している。その跡地に、作家が1979年から続ける《MAN ROCK》シリーズの新作を制作。「物質と精神は一体である」と主張する作家が、自然に形成された信濃川の石に、静かに抱きしめるような身体の形を、地元の石工とともに刻んだ。ドローイングと造形の境界線上と位置づけられる石彫を囲う建築は高靇神社の手水舎を参考に設計されており、作品は樹木が鬱蒼と茂る社叢の中に置かれ、やがて自然へと還っていく。人類と地球との依存関係、そしてこの惑星に住み、この惑星をつくる者としての私たちの役割についての問いかけをはらんでいる。
建築設計/施工:有限会社尾身建築(鈴木博・廣井真穂)
石工事:株式会社池田石材興業(石工:池田芳一)
建築:木造一階建て(檜造り、高さ:3.73m)
敷地面積:1,140.35㎡/建築面積:6.54㎡
石彫:安山岩(信濃川石)H59 x W107 x D55cm

 

生物と物質の関係とは?
空間と人の身体の関係性をテーマにした彫刻作品で広く知られる作家の、1979年から続くシリーズの新作。「ミケランジェロがハンマーと鑿のみで大理石の塊に肉体を彫り込んだのは、精神と物質とのせめぎ合いを表現するためであった」(作家コメント)と、人が自然を造形しようとする様を考える作家。本作ではその関係性に反し、自然物である石の造形に寄り添うように、抱きしめる人の身体が刻まれている。それは、いわばドローイングのような連続した一本の線ともいえる。作品は木々、山草、石の間に置かれ、やがて自然へと還る。人類と地球との依存関係、ひいてはこの惑星に生かされ、この環境をつくる者としての私たちの役割について問いかける。

《大地の芸術祭2024/アントニー・ゴームリ-からのメッセージ》

※日本語字幕をご利用の方は、YouTubeの字幕設定で“日本語”の部分をお選びください。

作品情報と地図

作品番号 T450
制作年 2024
時間 日中
料金 ー(期間によっては作品鑑賞パスポートや共通チケットを販売)
休館 祝日を除く火水定休、冬季
エリア 十日町
集落 背戸
マップコード 140 244 788*22
公開期間 2025/5/31-11/9(祝日を除く火水定休)
場所 笹山高靇神社 十日町市中条乙2581ー甲
つながる

最新ニュースやイベント情報、越後妻有の四季の様子、公式メディア「美術は大地から」の更新情報などを大地の芸術祭公式SNSアカウントで発信しています。