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廃校の部屋に置かれた、色とりどりの和紙によるトンネルのような作品と巨大な傘。和紙は、ステンドグラスのように光を透す。作家は、「よろしかったら中に入ってお休みください」と紙札を置き、内部にゴザを敷いた。作品を体験した人びとは黒板にあふれんばかりに感想を綴った。「さなぎになった気分」「虫と同化する」「母体の中で寝ているみたい」「玉の虫」「中に入ったら人間がサナギになる」(来訪者の感想より)
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