私たちの足元には、土壌が広がり、その下には、過去の歴史を刻んだ地層が広がっている。魚沼丘陵、東山丘陵南東部、東頸城丘陵に広く見られる地層に魚沼層がある。この層は主として扇状地および河川との氾濫原に堆積した、砂、シルトからなる層で、地すべりや土砂崩れを生じやすい層として知られる。厚さが1000mから最大3000mにもなる日本の代表的な地層だ。魚沼層は、水が多く酸素がほとんどない還元な状態で小さな粒子が堆積したために、鉄の青味がかった灰色をしている。「大地の芸術」がこうしてつくられている。美術館の外構には十日町市下条で採集した土壌モノリスが組み込まれている。
作品番号 | T233 |
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制作年 | 2012 |
料金 | 芸術祭・四季プログラム会期中は作品鑑賞パスポートまたは共通チケットを購入ください |
エリア | 十日町 |
集落 | キナーレ |
マップコード | 140181288*60 |
関連サイト | http://smcak.jp/ |
公開期間 | 通年 |
場所 | 越後妻有里山現代美術館[キナーレ](新潟県十日町市本町6)周辺 |