「田の神」の去来伝承をモチーフにしたインスタレーション。「田の神」とは、春、山から里へ降りてきて、農作業を見守り、稲の順調な育成を助けて豊作をもたらす。そして、秋に再び山に帰って行くと言い伝えられている。今日、農作業の機械化と過疎化によって、人びとの内から消えつつある伝承を探すように、作家は妻有でのフィールドワークを行なった。各集落や神社を取材、調査。祭りや伝統行事を介して人と自然の関わりそのものを表した。[音楽=山下央洋]
作品番号 | T197 |
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制作年 | 2009 |
エリア | 十日町 |
集落 | 漉野 |