(風花)陶土=高萩土(茨城県)・益子土(栃木県)、半磁土=赤津土(愛知県)・有田磁土(佐賀県)、釉=芦沼石(栃木県)を主体とした鉄釉などPotter’s clay=Clay from Takahagi (Ibaraki Prefecture), Mashiko (Tochigi Pref.); semi-porcelain clay=Akazutsuchi (Aichi Pref.), Arita (Saga Pref.); glaze=iron glaze mainly from Ashinumaishi (Tochigi Pref.)(洗面台)「何てきれいな……。うちにもほしい」と、垂涎の的となった「黒釉枝垂桜文」の洗面台。半磁土と呼ばれる硬く焼き締まる土を使っているのに、ゆらゆらとたゆたうような風合いに仕上がっている。ここに、吉川の黒釉(鉄釉)の作品の大きな魅力がある。そうして成形したあと素焼きをし、素地に黄土やベンガラなどを混ぜた化粧土を施してもう一度素焼きをする。それから、芦沼石を中心とした益子の伝統的な黒釉を掛けて本焼きをする。その上から、こんどは鉄絵の具で枝を描き、プラチナで花びらを、金でしべを描き、再度本焼きをする。つまり、4回の焼成を経てやっと完成したものである。
作品番号 | T124 |
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制作年 | 2006 |
時間 | 11:00-15:00 |
料金 | 個別鑑賞券(うぶすなの家入館料)一般500円、小中250円 ※期間によっては作品鑑賞パスポートや共通チケットを販売 |
エリア | 十日町 |
集落 | 願入 |
マップコード | 140429062*58 |
公開期間 | 2023/4/29-11/5の土日祝 |
場所 | 新潟県十日町市東下組3110 |