香港ハウス「心を静める物ーStill Life Objects」展

開催概要

越後妻有は過疎化が進み、集落で晩年を過ごす高齢者たちが残っています。高齢化という社会問題は、香港や他の都市も同様に抱えている問題です。孤独や老いと向き合っていくための方法や知恵を、今回のインスタレーションや、これまで香港国内で実施してきたワークショップでを通して参加者に伝えたいとLsubは考えました。今回、Lsubは香港ハウスに「家の感覚」を持ち込み、インスタレーションや音声の作品、作家とのインタラクティブなイベントを通して、香港ハウスを「心を静めるための空間」にすることを目指しています。

また、このアートプログラムの準備中に、新型コロナウイルスの流行がはじまり、コロナ禍の中で、彼らはより心を落ち着かせたり、憂いを忘れたりするための行動や行為の必要性を感じました。唐代の詩人・白居易の『初出城留別』には、こんな一節があります。「私にはもともと故郷はない。心が安らかになればそこが帰るところだ。」香港ハウスに訪れた人がここで立ち止まり、何かに気づき、自信の心安らぐ場所を求めてまた出発していくのを期待しています。

空間デザイン:モノ・トゥン

作家紹介 L sub

L sub
イム・スイフォンYim Sui Fong 嚴瑞芳/ ウェンディ・ウWendy Wo 胡敏儀 /パク・シェンチュン Pak Sheung Chuen 白雙全 / ライ・カーイーLai Ka Yi 黎家怡

L subは2012年に設立されたチームで、Lの2本の軸線を創作の理念としています。縦線はスピリチュアルな関係を、横線は人々や環境との関係を表し、両端がつながることでLとなります。Lを回転させてできる円錐体はスピリチュアルなアートグループを表し、その円錐体が作り上げる空間は「L美術館」と呼ばれます。L subはLのクリエイティブな理念の守護者なのです。

L subは、これまで何度もさまざまな国を訪れて制作を行い、新たな思想をコミュニティーにもたらして世界への想像を広げてきました。主な活動には「L」(香港、2012年)、「SuperMarkham」(トロント、2013年)、「天国会」(深圳、ニューヨーク、2014年)、「[ ]」(北京、2014年)、「東北『消失撮影』団」(香港、福島、台北、2014年)、「黒」(香港、2015年)、「金核桃四重奏」(南京、2016年)などがあります。

香港ハウス
香港との恒常的な文化交流拠点となる滞在制作兼ギャラリー施設。設計は2012 年ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展などで注目を集める若手建築家チーム、イップ・チュンハン(葉晉亨)が公募で選定された。年間を通して香港の大学、文化機関、自治体などと連携しながら多彩な地域交流プログラムを継続的に展開するほか、コンペで選ばれた作家、パフォーマー、文学作家などが滞在制作し、作品展示を行う。≫香港ハウス

Photo by Osamu Nakamura

開催概要

日時 2020年10月10日(土)〜11月1日(日)の土日 10:00〜16:00 ※10月10日(土)はオープニングレセプションのため、14時閉館
場所

香港ハウス(津南町大字上鄉宮野原29-4 )

料金 一般500円、小中学生250円(上郷クローブ座共通)
※越後妻有2020秋共通パスポート提示で1回鑑賞可
つながる

最新ニュースやイベント情報、越後妻有の四季の様子、公式メディア「美術は大地から」の更新情報などを大地の芸術祭公式SNSアカウントで発信しています。