絵本と木の実の美術館企画展「こんとん」

開催概要

争いごとやパンデミック、環境破壊などさまざまな出来事が「混沌」としている現代において、アーティストができることは何か?を問いながら、制作を続けてきた田島征三。本展覧会では、田島が信頼を寄せるアーティスト、中里繪魯洲・藤田靖正・石ケ森由行を迎え、4人がそれぞれの手法で「こんとん」の世界を表現します。これまで絵本と木の実の美術館では行ったことのない新たな表現に挑んだ展覧会をぜひお楽しみください。

【出展】
田島征三、中里繪魯洲、藤田靖正、石ケ森由行(クマイキレ) 

田島征三 「軍靴」のドローイング

藤田靖正「軍靴」

石ケ森由行(クマイキレ) 「火焔魔王」

藤田靖正


企画展トークイベント

本展覧会のアーティストをトークゲストにお迎えし、田島征三との出会いや作品制作の様子、今後の創作活動などについてお話しいただきます。(※詳細は決まり次第、追ってご案内予定)

  • 日程:調整中(2回実施予定)
  • ゲスト:調整中
  • 時間:14:00~
  • 会場:絵本と木の実の美術館 1Fくさむらの部屋
  • 料金:無料(別途入館料)
  • 予約:不要

作家紹介

田島征三 Tashima Seizo

1940年大阪府生まれ。幼少期を自然豊かな高知県で暮らし、この時の原体験が今も創作の根源となる。1969年の『ちからたろう』でブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)金のりんご賞受賞を皮切りに、講談社出版文化賞受賞、小学館絵画賞、絵本にっぽん賞、日本絵本賞、巌谷小波賞など受賞多数。2009年大地の芸術祭で「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」を開館。2013年瀬戸内国際芸術祭で香川県大島に「青空水族館」、その後「森の小径」「Nさんの人 生・大島七十年」を制作。現在も精力的に創作を続けている。(Photo by Tsuzuki Kenji)

中里繪魯洲 Nakazato Eros

1954年東京都生まれ。1971年頃より諸国遍歴。1978年より1年間、インド、アフガニスタンを放浪。今でもそうかもしれない、脇道にそれながら歩いている。劇団はみだし劇場の美術小道具を担当。1985年、東京都立川市にRasen studioを主宰する。2009、2024年大地の芸術祭、2019、2022、2025年瀬戸内国際芸術祭にて作品を展開。

藤田靖正 Fujita Yasumasa

1980年神奈川県生まれ。幼少より木彫を始め仏師へ弟子入り。28歳でさんわーく かぐやを立ち上げに関わる。2010年地元活性のアートイベント「まちあそ美」やアーリュブリュットイベント「ハーモニー展」を企画開催。その他岩手「音楽水車プロジェクト」、横浜「復興支援祭り」でのアートワークなど。新潟「絵本と木の実の美術館」では、田んぼとビオトープをつなげた“8トープ“のプロジェクトを企画。アートを通じて障害を持つ人と新しい社会づくりを行っている。木彫家。NPO法人さんわーく かぐや理事長。

石ケ森由行(クマイキレ) Ishigamori Yoshiyuki (Kumaikire)

1974年神奈川県生まれ。1998年武蔵野美術大学造形学部油画学科卒業。2004年初個展のための制作中に「そうだ!クマを描こう!」 とそこからクマばかり10年間描き続ける。幼稚園のアートスクールでの活動中に粘土で動物を作ったことをきっかけに、立体制作を始める。2012年第5回大地の芸術祭「どうらくオルガンちちんぷいぷい」より藤沢の仲間たちと制作チームに参加。同年「3階の教室は海だった」展でクラフト紙を使った立体作品が誕生する。


鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館

廃校になった旧真田小学校を舞台に、2009年に生まれた作品。実在する最後の生徒3人が主人公の絵本『学校はからっぽにならない』を絵本作家・田島征三が制作し、絵本の世界が校舎とグラウンド全体にひろがる”空間絵本”として展開させた。冬期以外公開する常設作品に加え、定期的に企画展を実施。(Photo Ishizuka Gentaro)

  • 【会期】7/19(土)~11/24(月)※8/12、13、および祝日を除く火水定休
  • 【時間】10:00~17:00 (10・11月~16:00)
  • 【料金】一般800円、小中学生400円 または共通チケット提示

開催概要

日時 2025年7月19日(土)~2025年11月24日(月・祝) 
※祝日を除く火・水(8/12、8/13は開館)
10:00~17:00 (10・11月~16:00)
場所

鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館(〒948-0111 新潟県十日町市真田甲2310-1)※1F企画展示室内

料金 入館料:一般800円、小中学生400円(企画展含む)または共通チケット提示

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