大地の芸術祭を長年応援してくれているD&DEPARTMENT 。
ナガオカケンメイ氏により創設され、”ロングライフデザイン”をテーマに様々な活動を行っていますが、47都道府県の個性を47の展示台で見せる日本初のデザイン物産美術館「d47 MUSEUM」の運営などでも知られています。彼らが同会場で運営する「d47食堂」では、「まつだい棚田バンク」の里親でもあり、妻有の食を知り尽くしたスタッフさんが、これまで何度も越後妻有の食材で期間限定メニューを提供してくれました。このたびヒカリエが営業を再開する6月4日、その記念すべき日に「越後妻有定食」も復活いたします。
里親となり、田植えや稲刈りに参加している「まつだい棚田バンク」のある越後妻有エリアは、日本有数の豪雪地帯です。
豊富な雪解け水で育つお米を中心に、春はそこら中で芽吹く山菜、夏はたくましく育った野菜、秋は黄金色に輝く稲穂から米が穫れ、冬は、保存しておいた食材を大事に頂く、季節折々の食文化があります。
多くの人は「大地の芸術祭」の本祭がある夏の越後妻有を体験しますが、その自然、文化、風土、暮らしの循環を感じることかができるのは、四季を感じてこそ。越後妻有の春夏秋冬を、わがままに、ひとつの定食にまとめました。
d47食堂ディレクター 相馬夕輝
※左下から時計回りに
○棚田米
おかずになるほどおいしいごはん。1杯までおかわりできます。
○ふきのとう味噌
秋山郷で採れた天然ふきのとう。ごはんが止まらなくなるおかず味噌に。
○ふきのとう羊羹
ふきのとうと白餡のほろ苦甘い組み合わせは、お茶請けによい。
○味噌豆
大豆をじっくりと揚げて、味噌と砂糖で和える郷土料理。
○つなんポーク豚しゃぶ(やたらのせ)
米で育った甘みある豚肉のしゃぶしゃぶに、きゅうり、茄子、大葉、茗荷、青唐辛子を刻んだ、夏の味をのせて。
○蒸しアスパラガス
津南特産のアスパラガスは、蒸すと水が滴るほどにジューシー。
○煮菜
塩漬けの菜葉と打ち豆を、いりこと酒粕で煮た越冬料理。
○けんちん汁
越後妻有の保存食であるぜんまいと、根菜たっぷりの正月料理。
○雪下人参ジュース
雪の下に人参を貯蔵し、甘みを引き出す越冬の知恵。
まつだい棚田バンク
大地の芸術祭を機に始まった越後妻有の棚田オーナー制度。どなたでも里親(棚田オーナー)となり、田植えや稲刈りなどお米づくりも体験いただけます。秋には収穫したての新米をお届けします。
≫まつだい棚田バンク公式HP
≫記事:相馬夕輝(D&DEPARTMENT)に聞く「おこめ博覧会」の魅力
住所 | 〒948-0003 新潟県十日町市本町6越後妻有里山現代美術館[キナーレ]内 |
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