7年前から制作がはじまった、野外に展開する空間絵本。2014年、生きものが喜んで暮らせる場所「ビオトープ」をつくり、2015年にはヤギの飼育を始めました。時間をかけて育ててきたビオトープは、今では多様な生きものたちが暮らし、とても豊かな場所に成長しました。
今回のトークでは、野外の空間絵本へ込める想いを、水生生物の専門家で数年間一緒にビオトープを見つめてきた寺田浩之さん(KOKOPELLI+)とともに、田島征三が語ります。現在ビオトープに生息している生きものを採取して見たり、貴重な水中映像も披露します。
7年前から制作がはじまった、野外に展開する空間絵本。2014年、生きものが喜んで暮らせる場所「ビオトープ」をつくり、2015年にはヤギの飼育を始めました。時間をかけて育ててきたビオトープは、今では多様な生きものたちが暮らし、とても豊かな場所に成長しました。
寺田浩之(KOKOPELLI+代表)
自然環境調査会社、理科実験教室講師、自然公園指定管理者NPO職員を経て独立し、ココペリプラスを設立。自然を近くに感じられる人の暮らしを実践するために、自然体験や環境学習、都市の自然再生、自然環境展示、環境調査などを企画・実施する。魚を中心とした水生生物を得意とし、都市の自然がメインフィールド。遠出するのではなく、あくまでも生活に近い場での自然体験を提案する。
田島征三がビオトープの生きものたちをモデルに描いた絵本が出版されます。絵本の誕生秘話ももちろん、出版に先駆けて朗読も披露します。
『とわちゃんとシナイモツゴ』
真冬の池の中で見た、シナイモツゴの夢。魚の目から見た池の中や川の流れと、その外に生きる「にんげん」の女の子。新しい切り口で「いのちのケハイ」を描く、田島征三の最新作!今年の夏に出版予定です。(ひだまり舎)
絵本と木の実の美術館は臨時休館しておりましたが、5月16日から営業を再開します。現在開催中の展覧会「少年からみた魚と、魚からみた少女」では、絵本『とわちゃんとシナイモツゴのトトくん』の習作を展示しています。ぜひ、この機会にお越しください。
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1940年大阪府生まれ。幼少期を自然豊かな高知県で暮らし、この時の原体験が今も創作の根源となる。1969年の『ちからたろう』でブラティスラヴァ世界絵本原画展(BIB)金のりんご賞受賞を皮切りに、講談社出 版文化賞受賞、小学館絵画賞、絵本にっぽん賞、日本絵本賞、巌谷小波賞など受 賞多数。2009年大地の芸術祭で「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」を開館。2013年瀬戸内国際芸術祭で香川県大島に「青空水族館」、その後「森の小径」「Nさんの人 生・大島七十年」を制作。半世紀にわたる創作活動の中で、絵本をはじめ木の実や自然物を使った壮大なアート作品を展開。2020年国際アンデルセン賞最終候補に選ばれた。
≫田島征三公式Facebook
廃校になった真田小学校が舞台となった。実在する最後の生徒3人が主人公となり、空間を使った絵本のように構成された。校舎中に配したオブジェは伊豆半島の海辺と日本海で集めた流木や木の実などの自然物に絵具を塗ったものである。入り口には水で動くバッタのかたちをした巨大な鹿威し。これは校舎内のオブジェが動く原動力となっている。作家は、かつてこの学校で活き活きと生活をしていた生徒や先生、おばけまでをも再現しようとした。
≫絵本と木の実の美術館公式HP
住所 | 十日町市真田甲2310-1 |
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TEL | 025‐752-0066 |
Fax | 025‐752‐0066 |
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